テクニック
2013年8月17日
初心者は必見!ドリブルのスピードがアップする練習法
■オンザボールとオフザボールの動き方を分けてトレーニングする
「ゴールデンエイジの子たちは身体動作の習得が速いので、少しアドバイスをすると、動きが見違えるようにスムーズになっていきます。ボールを使ったプレー(ドリブル)をマスターするために、まずはボールのない状態でラダーをし、身体の動かし方を身につけます。ある程度、動かし方がわかったところで、ボールを持って実際にドリブルをしてみます。オンザボールとオフザボールの動き方を分けてトレーニングするのです」(谷さん)
選手たちはラダーをする前と後では、意識をして体を動かす部分、ボールタッチの部位が変わり、スムーズにドリブルができるようになっていました。ドリブルには、自分の身体をイメージ通りに操ること、ボールをコントロールすることなど、同時にやるべきことがたくさんあります。ラダートレーニングとボールトレーニングを分ければ、意識をひとつに集中することができるので、身体の使い方や動きを習得しやすくなります。
サッカーを始めたばかりの年代にとって、理にかなったトレーニングといえるのではないでしょうか。次回は「ドリブルの動きを身につける」第二弾をお届けします。お楽しみに!
【谷コーチのサカイク連載記事】
谷真一郎(たにしんいちろう)//
愛知県立西春高校から筑波大学に進学し、蹴球部に在籍。在学中に日本代表へ招集される。同大学卒業後は柏レイソル(日立製作所本社サッカー部)へ入団し、1995年までプレー。
引退後は柏レイソルの下部組織で指導を行いながら、筑波大学大学院にてコーチ学を専攻する。その後、フィジカルコーチとして、柏レイソル、ベガルタ仙台、横浜FCに所属し、2010年よりヴァンフォーレ甲府のフィジカルコーチを務める。
『日本で唯一の代表キャップを持つフィジカルコーチ』(2013年8月現在)