テクニック
2015年12月10日
小学生から身につけたい!相手をうまくマークするための3つのコツ
■触角のように手をつかって相手の位置を把握する
最後に、守備において緊迫する場所のひとつにペナルティーエリアが挙げられる。ゴールが近く、ほんの一瞬のマークのズレが命取りとなるこの“危険地帯”。一瞬のミスも許されない状況で“手”を使うことは重要なプレーである。特にコーナーキックでは、オフサイドがない状態なので、相手選手は好きなタイミングでどこにでも移動ができる。その時に守備の選手は“1cm”でも、その選手がプレーのできるスペースを削るマークを続けなければならない。実際の試合でも、守備の選手が自分の手を“触覚”のようにつかい、相手の瞬時の動きに素早く対応しているケースがある。もちろん、相手を掴むことはファールになるので行き過ぎたプレーは注意が必要。この技術は海外、特に南米の選手のプレーを参考にすることをオススメする。
今回は“みる”ことをコンセプトに、守備における3つのポイント“身体の向き”“首を振る”“手をつかう”を紹介した。試合観戦はなにかとボールがあるところに目がいってしまいがちだが、ボールを持っていない選手を観て「何をみて考えているか」「今そこに移動しているのはなぜか」を考えながら観戦することも、サッカー上達のために大切なことではないだろうか。
日本の育成年代における攻撃・守備の問題点と課題を徹底解説!