テクニック
2015年12月20日
世界最強クラブ・FCバルセロナに学ぶ!引いて守る相手をくずす3つのコツ
■積極的なミドルシュートが強固な相手ディフェンスをくずす
それとともに、もうひとつ重要なプレーがありました。それが「ミドルシュート」です。試合後にバルセロナのルイス・エンリケ監督が語っていましたが、引いた相手を前に出させるために、ラキティッチとイニエスタに対し、「積極的にミドルシュートを打つように」と指示を出していました。
ミドルシュートを打つことで、相手の守備はシュートを打たせない、あるいはブロックするために前進します。そうすることで、中盤と最終ラインの間、あるいは裏のスペースが空き始めます。ルイス・エンリケ監督の指示通り、ミドルシュートからゴールが生まれましたが、これも偶然ではなく、作戦どおりなのです。
おそらく、リバープレートとの決勝戦は多くの方がスタジアム、あるいはテレビで観戦すると思います。そのときに、いつドリブルで前にボールを運び、どのタイミングでパスを出すかという部分に注目してみてください。これはジュニア年代から取り組むべきプレーのコンセプトです。バルセロナにはイニエスタやブスケッツ、ピケやマスチェラーノを始め、このプレーを得意とする選手がたくさんいます。きっと、参考になるプレーがたくさん見られることでしょう。
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