テクニック
2021年2月16日
リフティングのコツは? 部位別のポイントから練習法まで解説
サッカーを始めたばかりの初心者の中には、リフティングがうまくできない、と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。この記事では、そんな人たちに向けてリフティングのコツについて解説しています。インステップや太もも、ヘディングなど基本的な部分のコツを取り上げているので、子どもも参考になるはずです。ぜひチェックしてみてください。
リフティングとは
リフティングとは、ボールを地面に落とすことなく蹴り続ける技術のことです。サッカーの試合で使用する機会はあまりありませんが、リフティングに取り組むことで、ボールを扱うスキルを養うことができます。
リフティングのコツ
リフティングと一言で言っても、その種類は様々です。初心者であれば、特定の部位のリフティングを1つ1つ確実にできるようになることを目指しましょう。ここでは、部位別にリフティングのコツを紹介します。
インステップのリフティング
インステップとは足の甲のことで、サッカーシューズの靴ひも部分のことです。
インステップのリフティングの場合、足の甲の触れる部分によってボールの飛ぶ方向が変わってしまいます。そのため、まずは足の甲のどこでボールに触れると真上にボールが飛ぶのか、何回も繰り返し蹴って感覚をつかむようにしましょう。
また、足の甲は硬いこともあり、少しでも力が入るとボールが高く上がってしまい、リフティングがやりにくくなります。そのため、力加減に関しても、繰り返し行う中で感覚をつかむようにしてください。目安はボールが腰よりも高くならない程度です。
インサイドのリフティング
インサイドとは、土踏まず付近の足の内側のことです。
インサイドでリフティングをする場合、足の内側を平らな状態にして行うことがコツとなります。この時、平らにするために、足を高く上げる人もいますが、足を高く上げるとリフティングが不安定になります。そのため、ひざと足首を返し、できるだけ足のを高く上げないようにすることが重要です。
アウトサイドのリフティング
アウトサイドはインサイドの反対側、つまり足の外側のことです。アウトサイドのリフティングを行うときは、足の小指がしっかりと真上を向くようにひざを浮かせて前方向に倒すことが重要です。そうすることで、ボールに触れる際の面がしっかりとできあがります。また、面を広く使うために、足首を90度くらいまで曲げておくのもポイントです。
アウトサイドのリフティングの場合、アウトサイドで蹴るというよりも、軸足のクッションを使ってボールを突くイメージで取り組んでみてください。
太もものリフティング
太ももは、他の部位と比べて、ボールに触れる面が大きいため、初心者でもリフティングが安定しやすいのが特徴です。太ももでリフティングをする場合、ひざをしっかりと上げて、太ももが地面と平行になるようにすることがコツとなります。太ももが上がっていないと、面が斜めの方向を向いてしまい、ボールも前の方に進んでしまうため、安定しません。一方で、太ももが上がっていれば、ボールは真上に飛ぶため、リフティングも安定させやすくなります。
ヘディングのリフティング
ヘディングのリフティングでは、額を使用します。頭と勘違いして頭のてっぺんでリフティングをしようとする人もいるかもしれませんが、それだとボールが見えないため、リフティングが安定しません。
ヘディングでリフティングをする場合、首はしっかりと固定した上で、膝のクッションを使い、全身でボールを突くのがコツとなります。また、リフティングを安定させるためには、ボールを真上に上げる必要があります。そのため、額を上に向けた状態で、ボールに対して額の接触面が平行になるようにするのもコツです。
そして、足は直立するのではなく、前後に少しだけ開いておいたほうが、ボールの動きに対応しやすくなるのでおすすめです。
つま先のリフティング
つま先のリフティングは、ちょんちょんリフティングと言われることもあります。ボールを蹴る足は動かさず、軸足となる反対の足のクッションを使ってリフティングを行うのが特徴です。
コツとしては、蹴り足と足首をしっかりと固定すること、そして軸足のひざを小刻みに曲げならが、ボールを突くことが挙げられます。
初心者におすすめのリフティングの練習方法
サッカーを始めたばかりの子どもなど、初心者だとリフティングが難しく感じるかもしれません。
そう言った人には、手を使ったリフティングがおすすめです。これは、ボールを手で持った状態で、ボールを落としてインステップやインサイドで蹴り、ボールをキャッチするという練習方法です。最初のうちは1回蹴ってキャッチ、を繰り返し行い、10回連続できるようになることを目指しましょう。
10回連続でできたら、次は2回蹴ってキャッチにレベルアップします。これもできるようになったら3回蹴ってキャッチ、4回蹴ってキャッチと徐々に回数を増やしていってみてください。
まとめ
今回は、リフティングのコツについて解説しました。リフティングは、ボールタッチの感覚を磨くためにも重要なものだと言えます。コツをつかめば、連続してリフティングすることも難しくはないはずです。ぜひ、今回の内容を参考にリフティングに取り組んでみてください。