その２人が、運命の出会いの果たしたのは、シャビが13歳になったとき。当時インファンティルＡ（※４）の監督をしていたジョアン・ビラの元へ、シャビがやってきました。1993－94のバルサは、この前後の年を含めてエル・ドリームチームとうたわれた華麗で美しく、そして勝負強いサッカーを魅せていました。監督は、ヨハン・クライフです。

インファンティルＡでも当然のようにトップチームのサッカーをお手本にしたプレーを目指し、その中心にシャビがいたとジョアン・ビラも話します。そしてシャビは、今のバルサのトップチームでも、13歳の頃と同じように、チームの中心として活躍しています。 シャビは、この頃を振り返って口にします。

『今のサッカー選手としての知識は、ジョアン・ビラの指導がベースになっているといっても過言ではない。ビラが僕たちを惹きつけたのは、勉強熱心で常に新しいなにかを学ぼうという意欲を感じさせるところ。人の話にもしっかりと耳を傾ける。彼と過ごした４年間で本当に多くのことを学び、そのたびにサッカーの楽しさが増していった。ビラのサッカー観はバルサそのもの。彼にはバルサの血が流れている』「シャビ　バルサに生きる」（実業之日本社刊より）

ジョアン・ビラとの出会いによって、シャビはバルサにいなくてはならない存在への、その成長を加速させていきます。

• ※１・・・カンプノウは、バルサのホームスタジアム
• ※２・・・アルビンとは、プロクラブの下部組織U－10のカテゴリー
• ※３・・・カンテラとは、スペインで呼ばれるプロクラブの下部組織のこと
• ※４・・・インファンティルＡとは、プロクラブの下部組織U－13のカテゴリー

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世界最強 FCバルセロナで14年間指導したジョアン・ビラ氏率いるサッカーサービス社が日本のU-12指導者のために作ったトレーニングＤＶＤ。スペシャルサイトにて先行予約受付中！（6/20発売予定）この指導法は、バルサのそれを超えていく可能性がある。　スペシャルサイト（PC）http://www.think-soccer.com

出典協力／シャビ著『シャビ　バルサに生きる』実業之日本社刊
取材協力／取材協力／株式会社Amazing Sports Lab Japan（PC）

取材・文／サカイク編集部
写真／小川博久

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