考える力

2016年3月 1日

「すぐにお友達もできて、仲良くなった子とは住所の交換や手紙のやりとりも」サカイクキャンプ参加者の声

「かわいい子には旅をさせよ」とはよく言いますが、子どもに旅をさせるとなると親ならだれもが心配になってしまうものですよね。サカイクがテーマに掲げる「自分で考える力を子どもたちに」を実践するサカイクキャンプへの参加を検討している読者からも「キャンプに参加させたら子どもは成長してくるだろうということは分かっているのですが心配で……」という声をよく聞きます。
 
「誰も知らない環境で、友だちができるか心配」
「運営サイドに余計なご迷惑をかけないか心配」
 
子どもに対する親の心配が絶えることはありませんが、体験者の声を聞けばそんな不安も薄まるかもしれません。今回は、過去のサカイクキャンプ参加者に話を聞いてきました。(取材・文 前田陽子)
 
 
<前回記事>
<<「サカイクのコーチは子どもひとりひとりのプレーを見てくれる」
<<「自分で目的や目標を見つけることで練習への取り組み方が変わった」
 
 

■松本さんの場合(小学校5年生女子。サカイク女子キャンプ・サカイクキャンプに参加)

女子キャンプだけでなく、男女混合のサカイクキャンプにも参加してくれたサキちゃん
 
※インタビューイーはサキちゃんのお母さんです。
 
―サカイクキャンプに参加したきっかけを教えてください
サッカーシューズを購入しにいったお店にサカイクの冊子があり、そこでサカイクを知りました。「自分で考える」という理念が気になり、ホームページを見たところ女子キャンプ開催の告知があり、参加することを親子で決めました。いつもと違った環境で練習をすることでいい刺激になってくれたらと考えました。
 
―実際に参加してみて、お子さんは変わりましたか?
キャンプではすべてのことを自分たちでするので、自立のきっかけになればと思ったのですが、その通り、ひと回り大きく成長して帰ってきました。表情や態度から自信がついたのがわかりました。いつもと違うコーチ、お友達とサッカーをすることで、自分とは違うプレーや考え方、行動に触れ、良い刺激をたくさん受けたようです。そして、もっと上手になりたい、誰にも負けたくないという思いがさらに強くなったようです。
 
―日々の生活の中で、成長を感じることはありますか?
些細なことですが……。私が食事の支度をしていると、率先してお箸を出したり「今日はスプーンはいる?」と聞いてくれるようになりました。また、たとえば週末に外出する予定が入ると、そのために何を準備したらいいのかを考えるようになりました。「2~3秒先のことを考える」というテーマのキャンプに参加したのですが、このときに先のことをするために、今、何をしたらいいのかということを学んだようです。
 
―サッカーではどうですか?
以前はプレーが単調だなと思うことが多かったのですが、考えて動けるようになったと思います。物事を予測する力が少しついて、今自分がすべきことがわかってきたという感じでしょうか。そして、判断力が良くなりました。周りを見ることができるようになったことで、試合中に声を出して、仲間とのコミュニケーションが取れるようにもなりました。彼女も「2秒3秒、次のことを考える習慣が身に付いた」と言っています。女子キャンプはあまり多くは開催されませんが、また参加させたいと思っています。
 
次ページ:朝倉さんの場合(小学5年生女子。昨年夏と冬の2回参加)

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