考える力
2016年5月27日
技術指導だけではうまくならない!? サッカー少年を成長させる4つのステップ
■ステップ4.ボールを扱う技術だけではなくそれ以外の能力もぐんぐん伸びる
サッカーは集団スポーツ。必ず誰かと関わって一緒に目標を達成しないとうまくいかないスポーツです。
もちろん個々が強くなることも大事なのですが、一方で、コーチが気をつけないと、どうしても自己中心的な子どもが目立ってきてしまうこともあるでしょう。
たとえば、試合中にあまりうまくない子どもがミスをしたときに、
「お前、何やっているんだよ!」
と指摘する選手がいるとします。一方で、
「大丈夫、俺に任せておけ!」「あいつが抜かれたら俺がカバーする!」
そんな選手がいるのとでは、集団スポーツのサッカーにおいてチームはまったく異なる顔を見せることになります。
サッカーの一番の目的はチームの勝利なので、個々のプレーと同じくらい、チームの勝利にも気が配れる、強く拘ることができる選手ではないと将来的に大きく成長するのは難しいのではないかと思います。
日本代表の本田圭佑選手、香川真司選手、長友佑都選手、岡崎慎二選手、彼らが日本代表で身勝手なプレーをしているでしょうか。自己中的な選手は上のレベルでは通用しないということだと思います。
それが、集団のなかで社会性を身につける、ということであり、子どもが上のレベルまで到達できるかどうかのカギを握っている。サッカーを通した人間教育とはそういうことなのだと思います。
だからこそ、とくにジュニア年代の子どもに携わるコーチの役割は非常に大事です。サッカーによって、自己中心的ではなく、社会性を身に付けながら、サッカーとはこういうスポーツなんだよ、ということをしっかり伝えていく。それがすごく大事だと思います。
"なにも教えられない"からうまくなる!サッカー少年に成長してほしいなら忘れてはいけないたったひとつのこと>>
https://www.sakaiku.jp/column/thought/2016/011784.html