この夏に強化したい!相手の裏をとる力を育てる練習メニュー
サッカーでは、どのような能力が必要でしょうか? パスやトラップ、ドリブルの技術、走力や正しい身体の動かし方、認知力や判断力......。数え上げればきりがありませんが、サッカーで活躍するためには、相手の裏をとる能力が不可欠です。一生懸命にパスの技術を磨いても、相手が予測している方向にパスを出せばインターセプトされてしまいます。サッカーでは相手の予測を裏切るプレーをする能力が求められるのです。その能力を育てるために最適な練習法のひとつに一対一の練習が挙げられます。相手の予測の裏をとって、ゴールを決める、あるいはボールを奪うことが目的となるからです。
今回は、これまでサカイクで紹介してきた一対一の練習メニューを厳選して紹介。ぜひ、この夏休みにお子さんと試してみてください。
マルバコーチ直伝! 一対一に強くなる練習メニュー
1.親はオフェンスにボールを配給する
2.オフェンスは青か赤いずれかの門を通過してシュート
3.ディフェンスは門を通過させないようにディフェンスする
4.ディフェンスはボールを奪ったらハーフウェーラインまでボールを運ぶ
5.オフェンスはボールを奪われたら奪い返す
ファーストタッチを制する者が一対一を制す!マルバ直伝メニュー
1.親はオフェンスにボールを配給する
2.オフェンスは手前の赤のコーンからスタートし青のコーンを回る
3.ディフェンスは手前の青のコーンからスタートし赤のコーンを回る
4.オフェンスはボールを受けたらディフェンスをかわしてシュート
5.ディフェンスはボールを奪ったらハーフウェーラインまでボールを運ぶ
6.オフェンスはボールを奪われたら奪い返す
ゴール前一対一の練習メニュー[ゲート通過]
1.ディフェンダーがアタッカーにパスをしてスタート
2.ディフェンダーは青か黄色のどちらかのコーンゲートを目指す
3.アタッカーは、でフェンダーが向かうコーンゲートじゃない色のコーンゲートをドリブルで通過する
4.アタッカーはゴール、ディフェンダーはボールを奪えば勝ち
ボールを手でゴールへ運ぶ一対一
1.FWはボールを持ってスター地点のマーカーに立ち、DFは反対側のマーカーに立つ
2.FWが動き出したらスタートとなり、DFはFWにゴールを通過されないように守る
3.FWは相手の動きをよく見て、逆をついてゴール通過を狙う
ボールをドリブルでゴールへ運ぶ一対一
1.FWはボールを持ってスター地点のマーカーに立ち、DFは反対側のマーカーに立つ
2.FWがドリブルを始めたらスタートとなり、DFはFWにゴールを通過されないように守る
3.FWは相手の動きをよく見て、逆をついてゴール通過を狙う
一対一で使いたい柿谷曜一朗のフェイント
前半11分。柿谷曜一朗が韓国王者から価値ある先制点を奪った。ディフェンスラインの裏に飛び出す動きで山口蛍のロングフィードを引き出すと、鋭い仕掛けで相手ディフェンダーをくぎ付けに。次の瞬間、相手GKのポジショニングを確認すると芸術的なループ性のシュートをゴール左上に運んだ。
一対一で使いたい大迫勇也のフェイント
前半の早い段階でパダーボルンに2点を先制され、81分に1点を返すも敗色が漂う。そのチームの窮地を救ったのは大迫勇也だった。86分、左サイドからのパスをゴールに背を向けて受けると、一瞬のマークの遅れを利用してトラップと同時にターン。マーカーを置き去りにすると、キーパーの位置を確認し、冷静に右足を振りぬいた。
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