子どもがカバンに荷物を詰めないのは、あなたが荷物を詰めているから!
ドイツで指導している育成年代の指導に定評のあるコーチ、ジモン・ペシュ氏は、「ジュニア年代の選手を指導する場合、親が子どもに与える影響はかなり大きいものがあります」と言います。
あるとき、小学4年生の選手が遠征に行った際、「自分でかばんに荷物を詰められない」と言ってきたことがあったそうです。
「いつも親が荷物を用意してあげているから、子どもができないのです。子どもを自立させるためには、自分のことを自分でやらせることは、非常に大切な第一歩です」と語るジモンコーチが子どもたちの親御さんと共通理解を深めるためにしたこととは……
子どもが成長する、ほんの些細なきっかけの与え方
子どもが大きくなって社会に出るころ、親であるわたしたちは年老いて力になってあげることができないかもしれない。だからこそ、ひとりで生きていけるような自立した大人になってほしい。
ところが、自分の子どもをみていると先が思いやられるような行動ばかりが目についてしまう。
サカイク読者のなかにも、そんなふうに思う人は少なくないはずです。では、どうすれば自立した子どもを育てることができるのでしょうか。
「引っ込み思案になってしまった息子を変えたかった」という参加者の声を聞きました。
サッカーをしないキャンプで子どもたちが自ら話し合うようになった
オン・ザ・ピッチでも、オフ・ザ・ピッチでも、自立し考えることを選手に求める新潟県の強豪チーム、グランセナ新潟FC。
オフ・ザ・ピッチでの取り組みとして、2015年の夏にサッカーをしないキャンプを実施しました。1泊2日という短期間のキャンプでありながら、子どもたちにどのような変化があったのかをコーチに伺いました。
話を聞けるようになる、自分で考える… 子どもの成長ために今あなたにできること
くれます。私たち親は、なぜ、急いで結論を出してしまうのでしょうか……。
キャンプスタート直後は緊張から落ち着きがなく、コーチの話をちゃんと聞いていない子どもたちにも、繰り返し、話をしながら子どもたちが聞く姿勢になるまで待ちます。すると次第に子どもたちはおしゃべりをやめ、話を聞けるようになります。
子どもの成長のために、今あなたにできることは……
口出し無用?でも応援したい! 子どもを伸ばす応援の仕方とは?
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