夢中になるからこそ身にけられる能力。子どもたちに必要なのは「行動力」ではなく「考動力」
中学生はまだ子どもだから自分で考えて行動するなんて無理、なんて声も世間にはあるようですが、果たしてそうでしょうか。
小さな町の公立高校なのに、巻誠一郎、植田直通、谷口彰悟、車屋紳太郎など約50名のJリーガーを輩出した大津高校サッカー部総監督の平岡先生は、自分から興味を持って、夢中になって取り組んでいるからこそ、「次はこうなりたい」と考えることができるのだと言います。
一生懸命頑張った人間にしか、主体的に選択する能力は生まれない。夢中を育てるためにはどうしたらいいのか
下手なわけじゃないけど、練習しているのに勝てない。トレーニングメニュー間違ってますか?
自分でドリブルで強引に突破してばかりでは成長につながらない。
「どういう勝ち方をするか」にこだわりをもたせること。そんなふうに練習試合を活用していると、子どもたちから提案が来ることもあります。小学校高学年なら、十分考える力はあるはず。
うまくいかないときに自分で考えだすために、大人はどうかかわればいいのかを参考にしてください。
「好きだから壁を乗り越えられる」 イチローが実証した「夢中」の価値
「スポーツじゃなくてもいい。ひとつ夢中になれるものを」
「夢中になれば壁を乗り越えられる」
夢中に取り組んだ時間があれば、そのあとに高い壁が出てきても、エネルギーを注げる。夢中になれるものでないと、壁が出てきたときにあきらめてしまうもの。
イチロー選手が自らのキャリアで実証した「夢中」の価値とは