ジュニア世代の体幹トレーニングって必要なの!?
元スペイン名門のトレーナーに聞く、強く速くなる身体の作り方
少年サッカーシーンにおいても、近年はフィジカルトレーニングを行うチームは少なくありません。保護者もプロの選手が発する「体幹トレーニング」というワードに関心が高く、わが子に体幹トレーニングをさせたい方もいるようです。
ですが果たして、成長期にある小学生年代から、そうしたトレーニングは必要なのでしょうか。
スペインの名門で10年に渡ってトレーナーを務めた松井さんに少年期における体幹トレーニングのあり方について、話を伺いました。
スペインのクラブは体幹を鍛えるだけのメニューはない・・・
「体幹トレーニング」だけやってもダメ! Jクラブが実践する、当たり負けない身体を作る学校や家庭でできるトレーニング
身体が小さくて子どもが当たり負けする、身体がふにゃふにゃしている、転びやすい...... だから体幹トレーニングが必要なのでは。と考えている親御さんも少なくないようです。
ですが、少し待ってください。「トレーニング」をする土台ができてないのに体幹トレーニングだけやってもそれは過負荷でしかないのです。
海外選手との違いは身体の強さと言われますが、そもそも同年代の小学生でもお腹周りの強さが違います。
Jリーグの清水エスパルスの育成組織では、身体を強くするための興味深い取り組みをしていました。家でできる「サッカーに必要な土台となる筋肉を育てる」方法とは
「サッカー以前」に必要な運動スキルがある
体幹トレーニングをはじめ、専門的なトレーニングを取り入れる前に保護者に知っておいてほしいことがあります。
いまの子どもたちはサッカーをするための基礎的な運動体験から得られる体力運動能力が低いため、サッカーのスキル習得を中心とした練習や運動をしても、サッカーの難しいスキルをなかなかうまくできないし、体力運動能力も向上しない......
と、いわきスポーツクラブアカデミーアドバイザー、ドームアスリートハウスアスレティックアカデミーアドバイザーの小俣よしのぶさんは言います。
どうしてサッカーをするための基礎的な運動体験が大事なのか、ぜひご覧ください。
じっと立っていることすらできない子が増えている