大事なのは選び方と履き方! ケガ予防&サッカー上達につながる「正しい靴の選び方」
靴選びで「横幅」も重視しないとひざの痛みの原因に
最近は「足のつま先が1センチ余ること」が正しいサイズであることは知られてきていますが、横幅のサイズやかかとが大事なことはまだあまり知られていません。
インソール幅に対して、小指が収まっていないと結果としてひざが内側に倒れた状態になり、ひざを痛めたりスポーツの場面では前十字靭帯断裂に至る恐れも。
そして、じつは「かかとの硬さ」がかなり重要なのです。その理由を「足底からこだわり全身改善」をコンセプトに「アシカラ改善院」を運営する染谷学先生に教えてもらいました。
足に合った靴を選び、人体構造に適した身体の使い方をすることで、ケガのリスクが減少し、パフォーマンスもアップするので、正しい靴の知識を身に付けてください
良い姿勢は体幹トレーニングにも匹敵!? ケガ予防にも!
いわゆる「体幹トレーニング」をしていなくても、強い体は作れます。そのカギとなるのが姿勢です。
良い姿勢でプレーしたり、動いていれば、背骨周り、腹部や背面の筋力は自然と付いてくるものだ、とスペインの名門エスパニョールのアカデミーで10年に渡ってトレーナーを務めた経験を持つ松井真弥さんはいいます。
具体的に言えば、骨盤を前傾させた状態で走ったり、背筋をしっかりと伸ばしたりすること。それによって身体の軸となる部分が鍛えられるとともに、怪我の予防にもつながるのです。
まずはどんな姿勢が「良い姿勢」なのか覚えて日常生活で継続しましょう。
かかとの痛み、腰痛など痛みの原因。ポイントは股関節を上手に使える身体作り!
ジュニア年代のケガで多い「シーバー病」と「腰椎分離症」を、どうすれば予防できるのか、理学療法士で大学病院の研究も続けるお父さんコーチ臼井直人さんに聞きました。
かかとが痛くなる原因は、遺伝的要因とオーバーユース(使いすぎ)、オーバーロード(高負荷がかかる)。足首の可動性が低い子はシーバー病になりやすいのだそう。
近年増加している子どもの腰痛。シュート練習のしすぎで局所的に負荷がかかり、腰椎分離症の引き金になることもあるそうです。
ほかにもサッカー上達のポイントである股関節の可動域を広げるために日常で気を付けることなどを紹介しています。