全日本少年サッカー大会
2011年8月 1日
【全日本少年サッカー大会】出身Jリーガーは!? 歴史を学ぼう
2000年代に入ると、Jリーグアカデミーの台頭が目立つようになります。2004、05、06年と横浜F・マリノスプライマリーが3連覇を達成。1985年から3連覇を果たした、清水FCに並ぶ偉大な記録です。さらに、07年には東京ヴェルディジュニア、09年には名古屋グランパスU12が優勝しています。
今大会、Jクラブのアカデミーからベガルタ仙台、アルビレックス新潟、大宮アルディージャ、川崎フロンターレ、柏レイソル、栃木SC、名古屋グランパス、セレッソ大阪が出場を決めています。
ただし、Jクラブと対等に渡り合う、街クラブの存在も無視することはできません。昨年の大会では神奈川代表のバディーSCが全国優勝を果たし、個人技に特化した練習が有名な、奈良県のディアブロッサ高田FC U12、大阪のEXPO90FC Jrと、ベスト4のうち、3チームを街クラブが占めました。今年も、高い個人技をベースに、確かな力を持ったチームが大会を盛り上げてくれることでしょう。
全日本少年サッカー大会から、多くのプロ選手が巣立っていきました。将来のプロを目指す子どもたちにとっては、登竜門とも呼べる大会といえるでしょう。今年はどんな選手、チームが躍動するのでしょうか。楽しみでなりません。サカイクでも、熱戦の模様をお伝えしたいと思います。
取材・文/鈴木智之