夏休みはサッカーで自由研究!
2015年8月28日
まだ間に合う!サッカーの自由研究を我が子との夏休みの思い出に
夏休みも終わりに近付き、いよいよ新学期が間近に迫ってきました。(地域によってはもう新学期が始まっているところもあるでしょう)しかし、まだ終わっていない宿題や白紙状態の自由研究に慌てている子も多いのではないでしょうか。
そこで、この連載第4回では前回お伝えしたとおり、自由研究の流れを紹介します。まずは、サッカーに関して興味のあること、気になっていることを調べて、まとめ上げるまでの手順を追ってみましょう。
【1】テーマを決める【2】情報を集める【3】写真やイラストなど素材を集める【4】下書きを書く【5】文章を作る【6】素材と文章を合わせてデザインする完成!
上記の順で、その工程を解説します。大好きなサッカーについて詳しくなると同時に、楽しみながら自由研究を完成させることができるはずです。白紙状態の自由研究にあたふたしているみなさんは是非参考にしてみてください。
■1.テーマを決める
さて、まずはテーマを決めましょう。テーマとは"何について調べるのか"ということです。前回、前々回の連載で取り上げたチリやドイツの例を参考にして国を調べるもよし、好きなチームについて調べるもよし、最近活躍している選手にフォーカスするもよし。興味のあること、気になっていることならテーマは何でもOK。好きなことについて調べるからこそ、やる気も出るというモノです。
また"何を対象とするのか"を決めて終わるのではなく、その対象を"どんな切り口から"調べるのかというところまで決めておくと、その後の進行がスムーズになります。例えば、前回の連載で例に挙げたチリをテーマとするならば、"熱狂的な盛り上がりを見せたW杯のスペイン戦"や、"国歌斉唱"を切り口にするところまで決めておくということです。なぜなら、ただ"チリをテーマにする"というだけでは漠然としていて、その後、何を取っ掛かりに調べを進めていいのか分からず、壁にぶつかってしまうからです。どんな観点から調べるかを決めておくことによって作業はスムーズに進みますし、また、これによって出来上がった研究にも一貫性が出てきます。
■2.情報を集める
テーマが決まったら次は情報を集めます。このとき、前述したように"どんな切り口から"というところまで決まっていれば、調べる足掛かりになると同時に調べる範囲が狭まり、作業はとてもスムーズに進みます。例えば"メッシ"についてその"生い立ち"を切り口に調べると決まっていれば、自ずと、まずは出生地や子供の頃に所属したチーム、両親のことなどを調べればよい、というふうに方向性が定まるはずです。
また、調べる方法としては、やはりインターネットが便利でしょう。自宅で手軽に、かつ豊富な情報を集めることができる点で、非常に便利です。しかし、インターネットで調べる際にも注意は必要です。膨大な情報量ゆえに、その中から必要な要素を見付けるのは、なかなか困難な作業ですし、不正確な情報を集めてしまうかもしれません。そうならないためには、出典元が確実な情報を得るのが一番です。例えば、国について調べるなら外務省のHP、チームや選手について調べるならそのチームの公式HPといった具合です。
ただし、それだけでは情報源が限られてしまい、望んだ情報が得られないこともあるでしょう。また、おもしろい情報を見つけたけれど、正確なモノかどうかわからない場合もあると思います。そういったときは二重、三重に検索をかけて、一次情報源から情報の真偽を確かめる必要があります。これらの作業は普段からインターネットを使い慣れている場合におすすめの方法です。
そうでない場合は、書店や図書館などに行き、書籍によって調べを進めるとよいでしょう。インターネットに比べてスピードや量は劣りますが、自分の足で図書館や書店に赴き、自分の手でページをめくって作業をしたほうが記憶に残りやすく、製作過程でより知識が身に付きやすいという側面もあるかもしれません。
■3.写真やイラストなど素材を集める
次に写真やイラストなど素材の準備をします。文章と一緒にこれらの素材を載せることで、出来上がった研究は分かりやすく、華やかモノになります。【1】で決めたテーマや【2】で調べた情報に合ったモノを準備しましょう。ただこの際に気を付けなければいけないのは、著作権、肖像権についてです。外部への発表や、インターネットでの公開を考えている場合には、使用写真やイラストについて権利者の許諾が必要になってくるので注意しましょう。自分で写真を撮ったりイラストを描いたりした場合には、そういった問題は発生しないので、選手の似顔絵やチームのエンブレムなど、自分の手で素材を描いてみるのもいいかもしれません。