お父さんコーチや少年団にオススメのトレーニング特集

2023年7月 1日

技術レベルが高くなくても実践できる!小学校低学年から取り組める「ドリブル」のトレーニングまとめ

「サッカーの指導が学べる動画配信サービス『COACH UNITED ACADEMY』」では、指導経験の浅いコーチに向けたU-8~U-10年代を指導する際の参考になる動画を配信しています。

今回は、3名のベテラン指導者が実演する「ドリブル」のトレーニングをご紹介します。

技術レベルが高くない選手でも実践できる内容ですので、小学校低学年やサッカー経験が少ない選手を指導するコーチの方は、ぜひ参考にしてみてください。

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レベル差がある選手たちの中で、ドリブルスキルを磨く練習法

サッカー指導者からよくあがる悩みの1つが、「チーム内の選手にレベルの差があるので、どうトレーニングを進めてよいのかが分からない」というもの。

そこで、幼稚園児など様々な年代の子どもたちを指導してきた、エルマルカサッカースクール代表の山本雅史氏に「レベル差がある選手たちの中で、ドリブルスキルを磨く練習法」をご紹介いただいています。

コーンドリブルの練習では、

「競争じゃないので、ていねいにやろう。大事なポイントが3つあります。それが、1歩ずつボールに触る、腰から進む、軸抜きをする、です。足より前に頭が出ると、重さによってバランスが崩れてしまいます。頭を固定して、腰から進むイメージでドリブルしてみましょう」

軸抜きとは、ボールに触っていない方の足(軸足)をしっかり動かすこと。山本コーチは「真夏のプールサイドに裸足で立っているときに、地面に足をペタペタ付けないよね?それと同じで、細かくステップを踏むイメージで動いてみよう」

と、ていねいな説明、わかりやすいデモンストレーションで練習を進めていきます。

基本となるドリブルができない選手や、レベル差がバラバラな時の練習の進め方が参考にできるトレーニングです。

▼このトレーニングの詳細はこちら▼
子供にレベル差があっても取り組める!U8で「止まる」「方向を変える」「避ける」が出来るようになる練習法

ボールの持ち方・運び方を習得するトレーニング

ドリブルは、相手を抜くことが1つの目的ですが、ボールの持ち方・運び方が重要です。

そこで、1対1の指導にこだわるマルバサッカースクールの山本汐音氏に、そのポイントをご紹介いただいています。

異なる2つの色のコーン(青、黄)を対角線に置き、青コーンから青コーンへ、黄コーンから黄コーンへドリブルする「十字ドリブル」では、使う足を限定するなど、複数のルール設定を行い、多くのスキルを習得できるように工夫。

山本コーチは「前や横など、様々な方向から各自がドリブルをするため、視野の確保が必要になります。その中で、自分が行きたい場所、スペースに進むドリブルを身につけるためのトレーニングです」と狙いを説明します。

基本的なボールの持ち方・運び方のトレーニングを学べるトレーニングとなっています。

▼このトレーニングの詳細はこちら▼
低学年で習得したい1対1の基本技術!相手をかわすドリブルに必要なボールの持ち方と運び方を磨く練習法

ボールを奪われないドリブル、体の使い方を磨く練習法

ドリブルは、相手を抜くプレーはチームにとって大きな武器になりますが、相手を抜けない場合やボールを受けたときに仕掛けられない状況もあります。

そうなったときに、守備者にボールを奪われずにキープすることで、再度チャレンジすることができます。

その能力を高める方法を、育成年代の指導経験が豊富な和田武倫氏(マリノスサッカースクール)にご紹介いただいています。

「方向を変える、ターン、スクリーンを使うドリブル」をテーマにした練習では、パスの出し手に正対して足元にボールを止めるのと、攻撃方向を意識しながらボールに近寄り、半身を作ってボールを受けることの違いを実演。

実戦で活用できるドリブルの基礎を身につけることができるトレーニングです。

▼このトレーニングの詳細はこちら▼
ドリブルで仕掛ける時にも使える!「体の使い方」と「ボールの置き所」でプレーエリアを作る練習法

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