蹴球子育てのツボ ~サッカーで子どもは一人前になる~
2020年2月19日
息子は人見知り? 試合に出ても練習に参加しません問題
■親がどんな「後ろ姿」を見せるかも大事なこと
三つめ。
お母さんも何か熱中できるものを見つけましょう。
仕事でも、趣味でも、お料理、体力作り、社会貢献、市民運動でも何でもいい。親御さんが生き生きと明るく、何かに熱心に取り組んでいる姿は、子どもにエネルギーと好奇心の芽を与えます。
子どもは親の後ろ姿を見て育ちます。
かける言葉や態度もお大事ですが、どんな後ろ姿を見せるのかもぜひ考えてみてください。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)
スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実 そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート 夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てる テニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。
最新刊は『世界を獲るノート アスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。