【動画】元日本代表DF岩政大樹が教える、確実にディフェンスが上手くなる方法
2018年8月16日
ポイントを押さえればもう怖くない! ヘディングの基本「スタンディングヘッド」
鹿島アントラーズで数々のタイトル獲得に貢献し、チームの黄金期を支えた選手の1人で元日本代表のセンターバック、岩政大樹がディフェンスが確実に上達するポイントをアドバイス。
守備の常識を疑い、自分なりのプレースタイルを作り上げていったことで、常勝・鹿島アントラーズで10年もの間ポジションを守り続けた岩政さんが、自らが戦いの中で失敗と成功を繰り返して獲得した守備理論を解説します。
身体の向きや動かし方だけでなく、どうしてそのプレーが大切なのかを理論的に説明します。また、動画では本人が実演してプレーのポイントを解説。
守備のやり方で悩んでいる少年少女はもちろん、お父さんコーチ、指導者も子どもたちの指導の参考にしてください。
第一回目は、ヘディング基本である「スタンディングヘッド」のコツをお送りします。
(提供:ストライカーデラックス)
■ヘディングのミートポイントは、眉の間あたり
ヘディングの基本は2つあります。まず1つ目がミートポイントです。
ボールを当てるのは額の下のほうで、眉と眉の間あたりになります。ここは骨が硬いこともありますが、真っすぐにボールを返せ、強いボールを飛ばすこともできるのです。
髪の生え際あたりは角度が斜めになっているため、コントロールの精度が低く、強いボールを飛ばすのも難しいので、しっかり眉間に当てるコツを掴んでください。
■スタンディングヘッドのポイント
1.眉の間あたりに当てれば真っすぐ飛ぶ
2.あてる場所はココ
■体を反ってから体のラインでミート
ヘディングの2つ目のポイントが、ミートするときの体の位置です。
ボールを当てるときに意識しなければいけないのが、横から見たときの自分の体のライン。
ボールがきたら体をしっかりと反り、そこからボールに向かって上体を起こしていきます。そして体のライン上かもしくはやや後ろでミートします。ボールを額の間あたりに当てたら、フォロースルーを取りましょう。
体のラインの前で当ててしまうと、体の力をボールに伝えられない上に、眉の間にボールを当てるのも難しくなるので注意してください。
<連続写真で動き方を解説>
○正しいヘディング
1.体を反る
2.体のライン上でミート
3.フォロースルーを取る
×好ましくないヘディング
1.落下点で待つ
2.体のラインの前でミート
3.フラッと弱いボールが飛ぶ
次に、実際の動き方を紹介します。岩政さん自身が「良い例」と「好ましくない例」を実演し、動き方のポイントを解説してくれていますので、よく見て練習の参考にしてみましょう。