サカイクおすすめ!自主練グッズ特集
2022年10月17日
【協力プレイ!】<動画>ボール交換リフティング~テクダマを使った調整力トレーニング第2回~
サッカーが上手な選手というと、華麗なテクニックや強烈なシュート、強靭なフィジカルを備えた選手をイメージするかもしれませんが、それだけがサッカーの上手さを決める要素ではありません。実は、自分の身体を思い通りに動かす力もサッカー選手に欠かせない能力です。身体を思い通りに動かすことができるからこそ、いろいろなボール扱いができる、自分の狙った場所にシュートが打てる、相手の動きに応じたディフェンスができるのです。
独自のバランス設定により予測不能な動きをする練習用サッカーボール「テクダマ」は、ボールのバランス設定が通常のサッカーボールとは異なる構造となっている、不規則なバウンドをするボールです。重さは4号球のボールと同じで、大きさは2号球のサイズとなっており、蹴った時の感触や反発は4号球と同じです。
不規則なバウンドをするため、プレイヤーはボールの動きが予測できず、ボールに集中してプレーしなければなりません。また、ボールが予想外の動きをしたときにはとっさに足を出す、体を移動させるなど、ボールに応じた動きが求められます。予測不能な動きにとっさに反応することで脳や神経系が刺激され、体の動かし方の上達につながります。
サカイクコーチが考えたテクダマトレーニング
サッカー上達のために作られた「テクダマ」を使ったトレーニング第2回目の今回は、お互いのボールを交換しながらのワンバウンドリフティング。今回もサカイクキャンプで指導を務める柏瀬コーチと猪熊コーチに実演してもらいました。親子や友達で気軽に取り組めるメニューなので、ぜひ参考にしてみてください。
【協力プレイ】2人でボール交換リフティング
今回は、2人がそれぞれにボールをもって行う交換リフティングです。どちらもテクダマを使ってワンバウンドリフティングをしながら、何回ボールを交換できるかチャレンジしました。
まずは、1回の交換にチャレンジ。
1回の交換、しかもワンバウンドリフティングということで「簡単すぎるのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、1回目のチャレンジでは柏瀬コーチが失敗してしまいます。
ボールを交換しようとしたところ、ボールが思わぬ方向へバウンドしてしまいました。
気を取り直して2回目にチャレンジしたところ無事成功。
今度は2回交換にチャレンジします。
こちらは、猪熊コーチが失敗、2回目のチャレンジでは2人の交換がうまくいかずに失敗。
ボールが予想外の動きをするため、通常のサッカーボールを使うときよりもボールコントロールの難易度がアップしていることがわかります。
3回目の挑戦でなんとか成功しました。
思ったよりも「めちゃくちゃ難しい!」
今回は、2つのテクダマを使ってリフティングをしながらボール交換というシンプルな練習を行いました。しかし、実際にプレーした2人からは「めちゃくちゃ難しい」の声が。
テクダマが予測不能な動きをするため、ボールを集中して見ていなければならないだけでなく、ボールを交換するために相手の様子も確認しながら息を合わせなければなりません。テクダマを使用するだけで、練習の難易度がアップしますが、その分面白さもアップします。
今回は2つともテクダマでやってみましたが、どちらか一方をテクダマにするだけでもいつもと違った動きで面白さがアップします。ぜひ、普段の練習にも取り入れてみてください。
テクダマは、独自のバランス設定によりボールがどこに飛ぶかわからず、集中力アップにつながります。また、バウンドに対応するための事前準備も欠かせませんし、足先だけではコントロールできないため、身体全体でボールを運ぶ意識が身につくなどさまざまなメリットがあります。今回の練習のように2人で取り組むことでコミュニケーションをとりながら楽しく取り組むこともできるでしょう。親子や友達と楽しくやってみましょう!
次回は「リフティングやりながらボールキャッチ」をお届けします。