サカイクおすすめ!自主練グッズ特集
2022年10月19日
【協力プレイ!】<動画>リフティングをしながらボールキャッチ~テクダマを使った調整力トレーニング第3回~
サッカー選手にとって重要なスキルの1つに「調整力」があります。調整力とは、相手やボールの状況に合わせて瞬時に移動したり、足を出したりといった「自分の体を思い通りに動かす」能力です。サッカーが上手な選手はみな、この調整力を高いレベルで持ち合わせているので、状況に応じて自分の体を思い通りに動かし、シュートやドリブル、ディフェンスなどのシーンでも思い通りのプレーをすることができるのです。
調整力を養うためにおすすめなのがサッカー上達のために作られたサッカーボール「テクダマ」です。
見た目は普通のサッカーボールと変わりありませんが、独自の開発によってボールの重心がずれており、同じように蹴っても、まっすぐバウンドすることもあれば、予想とは全く違う方向へとバウンドすることもあり、動きが予測できません。この不規則な動きに対応するためにとっさに足を出したり、体を瞬時に移動させたりといった動きが、自然と求められます。このような動きを通して脳や神経系を刺激し、調整力を養ってくれる点がテクダマの大きな特徴です。
サカイクコーチが考えたテクダマトレーニング
サッカー上達のために作られた「テクダマ」を使ったトレーニング第3回目の今回は、リフティングをやりながらのボールキャッチ。今回もサカイクキャンプで指導を務める柏瀬コーチと猪熊コーチに実演してもらいました。
リフティングをやりながらのボールキャッチ
ルールはとても簡単。テクダマでリフティングをしながらもう1人が投げるテクダマを手でキャッチして返すというものです。リフティングをしている人がボールを返せたら1ポイントとなります。
猪熊コーチの挑戦
まずは、猪熊コーチがリフティングにチャレンジします。柏瀬コーチは手でボールをパスします。柏瀬コーチからは「目指せ1ポイント」との声がかかりました。
猪熊コーチがリフティングを開始します。柏瀬コーチから「欲しいタイミングで(ボールを呼んで)」との声がかかり、猪熊コーチがボールを要求します。ボールを要求した猪熊コーチはリフティングしていたボールを頭よりも高く蹴り上げ、その間に柏瀬コーチからボールを受けて返します。その後リフティングを再開し、無事成功しました。
2人のパスのタイミングもぴったりでしたね。
引き続き猪熊コーチが2回に挑戦します。しかし、1回目は成功したものの、2回目は失敗。
頭で大きくボールをあげて柏瀬コーチからボールを受けて返したものの、ボールが別の方向へとバウンドしてしまいました。この失敗には柏瀬コーチも「出来たんじゃないの?」と一言。
柏瀬コーチの挑戦
今度は柏瀬コーチが挑戦します。
まずは1回から。「はい、(ボール)ちょうだい!」と猪熊コーチに声をかけて受けて返しましたが、その後のリフティングが続かずに失敗です。
猪熊コーチの失敗に「出来たんじゃないの」と言っていた柏瀬コーチですが、残念ながら失敗。そして「テクダマは難しいわ」と一言。
テクダマは、重心が通常のボールとは異なるため、不規則なバウンドをします。そのため、しっかりとボールの動きに合わせて体を動かさないと柏瀬コーチのように失敗してしまいます。
テクダマだからこその難しさと面白さ
テクダマを使ったリフティングに注目してしまいがちですが、柏瀬コーチは、テクダマは投げるだけでもボールが不規則に動くため「キャッチするのも大変」と言っています。もちろんリフティングするボールも不規則に動くため、一見すると簡単に思える動作も非常に難易度が高いのです。
これも、テクダマならではの難しさと面白さだと言えますね。
テクダマは不規則な動きをするため、どこにボールが飛ぶかわかりません。そのため、テクダマを使うことで集中力を養うことができます。また、ボールの動きに対応するための調整力も身につくでしょう。そのほかにも、テクダマは足先だけではコントロールできないため、体全体を使う癖がつきます。今回のメニューは、2人でコミュニケーションをとりながら取り組めるものです。ぜひ、親子や友達で楽しく取り組んでみてください。