元日本代表・北原亘が教える サッカーに活きる!フットサルのおススメ個人プレー
2018年3月 7日
第2回 「サイド前方エリア」で得する「フェイク」と「中トラップ」
フットサルはピッチが狭く、相手との距離が近いのが特徴です。しかし、そうした距離感でうまくプレーできるようになると、ピッチが広くなるサッカーでは自分の頭や体の動きに余裕が生まれ、いいプレーがたくさんできるようになります。
ではどうしたら狭いピッチでうまくプレーできるのか? フットサルのピッチを、いくつかのエリアに分けて考えてみましょう。(構成:ストライカーDX編集部)
■攻撃的なプレーを仕掛ける「サイド前方エリア」
「サイド前方エリア」は、攻撃的なプレーをして、できるだけゴールに直結するプレーが求められるエリアです。相手の位置や味方の状況を見て、パスで行くか、ドリブルで行くかの判断をしましょう。
■相手との距離を作る「フェイク」
詰めてきてもさらに「中トラップ」がある
サイド前方で味方からのパスを受けるときに困るのが、相手が近くでマークしているケースです。そんなときは相手の裏へ抜けようとする動きから急ターンで元いた場所に戻ってくる、「フェイク」の動きを使います。
相手を遠くへ動かして、相手との距離を作ってから足元でパスを受けます。相手がそれでも食らいついてきた場合は、中方向に少し転がしながらコントロール(「中トラップ」)して、足元に突っ込んでくる相手をかわす方法もあります。
■フェイクをかけて足元でもらう
■相手がついてきたら、さらに中トラップ
■相手の状況でトラップを使い分ける
狭いピッチで相手が近い中、フェイクをかけて相手との距離を取り、ボールを受けたときに余裕を持つのが大切です。そして相手の状況によってボールをその場に止めるのか、中へトラップするのかを使い分けられるようになるといいでしょう。
北原亘(きたはら・わたる)
Fリーグ名古屋オーシャンズのキャプテンとして、リーグ9連覇に貢献。フットサル日本代表で2度のワールドカップに出場。2016年に引退。現在はクリニックや普及活動で全国を飛び回っている。