あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2017年12月22日

上手いけどすぐ癇癪を起す2年生。態度を改善したいがどうすればいい?

■子どもの成長のために「ベクトルの向き」を整えてあげる

※写真はサカイクキャンプの写真です。 質問者及び質問内容とは関係ありません

冒頭でご紹介した高橋先生は、ドイツの国立ケルンスポーツ大学大学院留学中に現地リーグでプレーするとともに、「一流のスポーツマンの心構え」の考察を開始。帰国後に「スポーツマンの心」の有効性をスポーツ精神医学領域の研究で実証し、医学博士号を取得したそうです。

ドイツの取り組みを紹介すると「海外と日本はたどってきた時代も文化も違うから、参考にならない」とおっしゃるかたもいます。ですが、すでに世界はボーダレス。W杯やオリンピックで他国とあいまみえるスポーツは尚更です。

「ベクトルの向きを整える」

これこそ、私たちジュニアの指導者に課せられた大きな役割のひとつです。それを全うするためにも、もっと勉強しなくてはなりません。

池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。

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