あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2019年7月 5日

チームの子どもが5人しかいない。楽しめて、かつ実践で使えるトレーニング方法を教えて

■選手が少いことを逆手にとって、上達させる方法


少人数を逆手にとって上達させるトレーニングのやり方とは(写真はイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)

そして、試合で出てきた課題を子どもたちに説明して、その課題を修正するための練習をします。ボールをうまく蹴られない、止められない、周りが見えない。いろんな課題が出てくるでしょう。

フェイントだったり、ワンツーパスだったり、新しいスキルでも結構です。ひとつのトレーニングを長くやったら飽きてしまい集中力下がる。そうするとトレーニング効果は薄れるので、ひとつのメニューは短く設定します。楽しくない練習をやっても意味がないので、小刻みに目先を変えてあげましょう。

練習が終わったら「それに気を付けて、もう一度試合をしてみよう」とやってみます。挑戦したスキルを最後に「試合でやってみよう」でもいいでしょう。

そのように「М・T・М」で構成してみてください。

選手が少ないという現実を逆手にとって、ぜひ子どもたちを上達させてあげてください。

池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。

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