あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2023年6月30日

絶えず口ゲンカ、相手の気持ちを考えない、準備・片付けをしない子どもたちの意識改善をどうすればいいか教えて

■片付けも遊びの一部 みんなで協力したらいいことが起きる、と実感させれば良い


(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません

具体的な説明をすると、ひとりの子がずっとトンボをかけたのと、みんなで交替でやったのではスピードが変わるわけです。ひとりでトンボをかけていると、疲れちゃってスピードが落ちますから。元気な子に代わって、その子はちゃんとやる。すると、早く終わります。

トンボをやってない子たちは、自分でボールを蹴って遊んでたりしています。そこを叱るのではなく「みんなで協力したらいいことが起きる」に持っていくのです。

実際に私のチームの低学年の子たちは、試合が終わって「はい、片付けするよ」って言ったら、ほとんどの子が走ってトンボを取りに行くようになりました。片付けも遊びの中に入っている。そういう感じになればいいと思います。

 

 

池上正さんの指導を動画で見る>>

 

池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
前へ 1  2

関連記事

関連記事一覧へ