あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2023年9月15日

どんな時でも短いパスをつなぐ子どもたち、背後のスペースを突くなど臨機応変なプレーを身に付けさせるにはどうしたらいい?

■選択肢を伝えながら議論すること、ただし判断は子どもに任せる


(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません

 

その課題について話をするならば「柔軟になろう。パスもあるしロングパスもあるよ」と伝えましょう。最優先にならないと理念じゃなくなるので、パスでつなぐことを最初に言います。ただし、もっといろんなことができるよと話します。

ただし、判断は子どもに任せること。

「裏が空いてたのに見えなかったのか?」などと大人が責めてはいけません。そのあたりは子ども同士が議論すればいいことです。議論ができる集団になるよう、判断ミスを責めない空気を作りつつサッカーの理解を深めてください。

 

 

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池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
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