あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2024年4月26日

相手のラインを崩し、スペースを作って前に運ぶ動き コンビネーションを理解させるにはどうしたらいい?

■コーチがドリブルやパスを逐一指導してたら相手を崩して前に運ぶ力が身につかない


(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません

 

コーチが気を付けないといけないのは、練習がうまくいかなかったからといって「こうしなさい」とコーチがすぐに答えを教えないことです。さまざまなチームの練習や試合を見ますが、コーチがドリブルやパスを指示する場面が目立ちます。それをやっている限り、相手を崩して前に運ぶ力は身に付きません。

数年前から、指導者を「コーチ」と呼ばなくなってきました。代わりの名称が「チューター」です。補助する人、助ける人という意味です。企業などでは、若手社員に指導する先輩を指すようです。そのようなマインドセットで指導に臨んでください。

 

サカイク公式LINEアカウントで
子どもを伸ばす親の心得をお届け!

 

池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。

前へ 1  2

関連記事

関連記事一覧へ