あなたが変われば子どもは伸びる![池上正コーチングゼミ]

2024年8月30日

「広がってパスをもらおう」と伝えても、どこに動けばいいかわかってない。団子サッカー解消法を教えて

 

親が変われば子どもも変わる!?
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■中々うまくできなくてもあきらめず、判断を伴う練習を続けよう


(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません

 

このように、練習メニューはやる条件を少しずつ変えてください。

選手の状況によって、楽しくできるには? 少し難しくするには? もっと簡単にするには? と考えていけば、ボールを増やしたり、減らしたり。グリッドを広くしたり、狭くしたりと、チーム(選手)に合わせて、練習を分解することができます。

練習のオーガナイズを自分で考えられるようになっていくことが望ましいです。

今回お伝えした練習は、すぐにできる子もいれば、なかなかできない子も出てきます。2年生という学年は成長のスピードが異なるので、自然なことです。時間はかかるでしょう。

なかなかうまくいかなくても、コーチがあきらめないことです。まわりをみて、判断を伴う練習メニューばかりをやってください。3年生、4年生と学年が進むうちに変わってくるはずです。

 

池上 正(いけがみ・ただし)
「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。
12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさい サッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。

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