緊張は小さくできる!「あがらない体」のつくり方
2017年4月11日
頭の中で予行練習!「イメージリハーサル」を行うことで緊張しない体になる
■簡単!今日からできる「イメージリハーサル」実践法
やり方はいたってシンプルです。
1.試合当日の流れを書き出す
何時に起きる→何を食べる→何時に出発→会場について何をする→何時試合終了、というように時系列で当日の流れを完全に作ります。
2.それぞれの時間帯にどんな気持ちになっていたら理想的かを考える
朝はすっきり目覚める、会場に向かう時はリラックス、着いたらいい緊張感が出てくる、試合前は集中できていて、本番は楽しくプレーできて、終わった瞬間は喜びでいっぱいになる、というような感じです。
3.試合会場や観客の状況をイメージする
グラウンドはどんな環境で、どれくらいの観客が見ていて、相手チームの選手の体格はどんな感じで......というような環境や相手の情報もイメージしておきましょう。
最後に、1で書き出した流れに沿って、2、3をを組み込んで、イメージで当日のリハーサルをおこないます。
1回ではなく、何度も繰り返すことが大切です。
すると「これは何度か経験をしていること」として脳が認識するため、緊張が和らぎます。特に初めての相手、グラウンド、大きな大会の時にはとても効果的になります。
オリンピックや選手権など、大きな大会を控えている選手にはこれを必ずやってもらいます。昨年のリオオリンピックに出場したある選手も、しっかりと「イメージリハーサル」をしていたことで、大きな緊張もなくイメージ通りに競技が出来たと話してくれました。
ぜひお子さんと一緒に、流れを書き出しながらイメージを膨らませてみてくださいね。次回は身体を使った緊張のコントロールについてお伝えします。
石津貴代/メンタルトレーナー
株式会社リエート 代表取締役社長
日本代表、プロ選手などトップアスリートから会社経営者・教育現場でこれまでのべ5,600人以上のメンタルコンディショニングを行う。現在はプロ野球、プロテニス、競輪、格闘技、陸上競技、ラグビー等のトップアスリート、経営者やライフプランナー等のトップビジネスパーソンを中心に50名以上と個人契約。プロ野球チームをはじめ、各競技の指導者向けのトレーニングも実施している。
Lieto-Mental Conditioning
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