緊張は小さくできる!「あがらない体」のつくり方
2017年5月 8日
過去の失敗を思い出して緊張するときは、「いい結果」が出るイメージを持たせる質問をして
■準備不足が原因の緊張は、ゴールから逆算した目標をたてて準備をすること
つぎに、準備不足が原因での緊張についてお話しします。これはもう、試合や本番を想定してのイメージ「リハーサル」を含め、あらゆる準備・練習をすることに尽きます。
そのためには、ゴール(試合や本番)から逆算して、しっかりと目標設定や練習メニューを考えられているのかが大切です。どこまで出来ていれば、またはどのような状態であれば本番に不安がないのか、これをしっかりと決めて、準備していくことです。チームの練習で補えない部分は。自主練習を一緒に考えてあげることもポイントです。
多くのアスリートたちを見てきましたが、やはり「やり切って本番を迎える時」と「足りないまま本番を迎える時」では緊張の度合いは大きく異なります。
もし、準備が足りないまま、やり残し感があるまま本番を迎えてしまった時には、「今日の自分でのベストを出そう」と、等身大の自分で全力を出すということに意識を向けさせてあげましょう。コンディションが良くない時も同様です。
次回は身体を使った緊張のコントロールについてお伝えします。
石津貴代/メンタルトレーナー
株式会社リエート 代表取締役社長
日本代表、プロ選手などトップアスリートから会社経営者・教育現場でこれまでのべ5,600人以上のメンタルコンディショニングを行う。現在はプロ野球、プロテニス、競輪、格闘技、陸上競技、ラグビー等のトップアスリート、経営者やライフプランナー等のトップビジネスパーソンを中心に50名以上と個人契約。プロ野球チームをはじめ、各競技の指導者向けのトレーニングも実施している。
Lieto-Mental Conditioning
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