U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013特集

2013年9月 1日

【表彰セレモニー】歓喜に沸くFCバルセロナ。日本中が注目した4日間

 
8月27日(火)から~8月30日(金)の日程で、ヴェルディグラウンド、味の素スタジアム西競技場で開催され、FCバルセロナの優勝で幕を閉じたU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013。決勝戦後の表彰セレモニーの様子をお届けします。
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013決勝戦のレポートはこちら>>
 
 

■全6試合30得点1失点無敗でバルサが完全優勝!

バルセロナから日本までの移動時間は15時間以上。大会前々日の25日に来日し、翌日は記者会見に参加。慣れない日本の暑さと時差ボケというハードな条件にも関わらず、圧倒的な強さでFCバルセロナが優勝を果たしました。
 
 
今大会の特別協賛である大和ライフネクスト株式会社代表取締役社長の渡邉好則氏より優勝トロフィーが手渡され、喜びを爆発させる選手たち。
 
 
リバプールとの決勝戦後に、チームスタッフたちと勝利のウォーターシャワー。新シーズンに向けてメンバーの四分の一近くは新加入の選手。新チームでのタイトルは彼らにとっても大変うれしいものだったのでしょう。
 
 
 

■最優秀GKにはヴェルディの丸山虹樹君が選出

大会4位までのチームにはそれぞれトロフィーが授与され、また、大会得点王、大会最優秀ゴールキーパー、大会MVPの個人賞が発表されました。
 
▲優勝:FCバルセロナ
ピッチ上でのプレーももちろんですが、試合に向けたメンタルコントロール、コンディショニングの部分もさすがと呼べるものでした。
 
▲準優勝:リバプールFC
決勝でバルサに破れるもサッカー発祥の地からやってきた子ども達は、これぞ本場のサッカーという球際の激しさ、勝利への執念を見せてくれました。決勝後に勝利したバルサの選手を称える姿もまさにグッドルーザーと呼べるものでした。
 
▲3位:柏レイソルU-12
人もボールもよく動くポゼッションサッカーで、予選リーグを無敗無失点で突破。準決勝では善戦しながらリバプールFCに力負けするも、3位決定戦では自分たちのサッカーを貫き、ヴェルディ相手に逆転勝利を収めました。
 
▲4位:東京ヴェルディジュニア
大会で唯一、2度バルサと対戦。準決勝では初戦のリベンジを果たすべく激しい前線からのチェイシングを行い、前半を0-0で折り返すなどバルサを苦しめました。大量のリードを奪われながらもチャレンジし続ける彼らの姿には会場から多くの拍手が贈られました。
 
 
▲大会得点王(7得点)
・アンスマネー・ファティ(No.10/FCバルセロナ)※写真左
・ポール・グラッツェル(No.9/リバプールFC)※写真右
高い決定力だけでなくゲームメイク力も兼ね備えた世界基準のストライカーたち。彼らをテレビで見るようになることも、そう遠い未来ではないかもしれません。
 
▲大会最優秀ゴールキーパー賞
・丸山虹樹(まるやま・こうじゅ)(No.1/東京ヴェルディジュニア)
表彰式で名前を呼ばれた時は本人も驚いた様子でしたが、バルサ相手にも臆せずガッツ溢れるプレーを再三披露。準決勝では、初戦での悔しさをバネに最後尾からチームを鼓舞し続けました。
 
▲大会最優秀選手
・エリック・ガルシア・マルトレット(No.3/FCバルセロナ)
長身を生かした高い守備能力だけでなく、攻撃能力にも非常に秀でたDF。スペースがあればドリブルでボールを運び、相手DFラインにギャップがあれば正確で鋭い縦パスを展開。試合の状況を正しく判断しながら攻撃をビルドアップする姿は、まさにバルサのサッカーを体現したセンターバックでした。
 
 

■日本中のサッカーファミリーが注目した4日間

「世界と戦うチャンスを日本で作るために、この大会を企画しました。この大会をサポートしてくださった皆様、そしてサッカーに関わるすべての皆様に感謝したい。来年もぜひ開催したいと思っています。」今大会を主催した株式会社Amazing Sports Lab Japan代表取締役の浜田満氏の挨拶により大会は閉幕しました。
 
 
4日間にわたり開催された「U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2013」。連日会場には、2,000人を超える観客が詰めかけ、3日目のインターネット中継では63,963人もの人たちが、この大会を観戦しました。試合はテレビのニュースなどでも報じられ、「世界との差」を実感した方も多かったことでしょう。
 
しかし、U-12というカテゴリーで行われた今大会の海外参加チームには、13歳に満たない2001年1月から3月生まれの選手も含まれていました。つまり日本では中学1年生の選手です。そういった埋められない差があったことも知っておくべき事実です。
 
 
結果だけで悲観することもよくありません。ただ、その差以上の気付きがみなさんにもあったのではないでしょうか?大会を観戦した指導者はこう話していました。「日本人の良さは、こういった負けを謙虚に受け止め、改善する高い向上心を持っているところなんです。」
 
サカイクも同じ思いです。日本の子ども達の可能性を信じ、高い志を持って、これからもみなさんと一緒に育成の仕事に取り組んでいきたいと思います。
 
また、今大会を通じて取材した海外チームや日本人指導者へのインタビューは、引き続きこちらの連載でアップしていきます。ぜひ楽しみにしていてください。
 

■FCバルセロナの元コーチが教える「サッカー選手が13歳までに覚えておくこと」

FCバルセロナの選手や世界のトッププロをサポートしてきたスペインの世界的プロ育成集団「サッカーサービス社」が監修した選手が見て学べるU-13世代の選手向け教材。彼らが分析した「Jリーグ」の試合映像をもとに、攻守の個人戦術からグループ戦術まで、選手のサッカーインテリジェンスを磨く32のプレーコンセプトを解説。将来、プロや海外で活躍することを目指す選手必見の教材。
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