U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2014特集
2014年8月31日
【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2014】大会結果レポート3日目
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジは30日、準々決勝、順位決定戦が行われました。準々決勝第1試合ではグループA首位のFCバルセロナがグループB2位のレジスタFCと、グループCをトップ通過した柏レイソルU-12がグループD2位のACミランと対戦しました。
取材・文・写真/大塚一樹
■大会3日目(8月30日)の結果
[順々決勝]
FCバルセロナ 3-0 レジスタFC
柏レイソルU-12 4-1 ACミラン
大宮アルディージャジュニア 1-0 名古屋グランパスU-12
東京都U-12 3-1 東京ヴェルディジュニア
[5・6位決定戦 7・8位決定戦]
レジスタFC 1-0 ACミラン
名古屋グランパスU-12 0-1 東京ヴェルディジュニア
レジスタFC 1-0 東京ヴェルディジュニア
ACミラン 2-1 名古屋グランパスU-12
そのほかの試合結果については下記大会HPをご覧ください
■バルサも未経験のハイプレスマンツー
「スペインでもハイプレスにさらされることはあるが、両サイドも含めたマンツーマンであれだけのハイプレスというのは経験したことがない」
試合後、バルセロナのマルセロ・サンス・ナバーロ監督は、レジスタが仕掛けた脅威をこう振り返りました。
「我々は常に2対1の数的優位を作れるスペースを探してパスを回していますが、今日の試合ではそのスペースを見つけるのが非常に困難でした」
バルセロナのボールの出所をひとり一人が押さえ、パス回しをさせないレジスタに対してバルセロナは「DFの背後のスペースを効果的に使う」(サンス監督)戦術でゴールを狙います。開始7分に9パブロ・モレノがDFとうまく入れ替わり先制点を挙げますが、前半はチャンスを作りながら得点は1対1で推移。
一方のレジスタは集中を途切れさせることなく、バルサのボールを奪いにいきます。
「サッカーはやってみなければわからないスポーツ。そういう意味では、話に聞いていたバルサのすごさを選手たちが体感できて本当に良かった」
レジスタを率いる福地哲也監督は、試合後の会見でバルサ戦の一番の収穫に選手の経験値のアップを挙げました。
試合は後半さらにプレースピードを挙げたバルセロナが3−0で勝利。
「シーズンを前にして判断のスピードを上げなければいけない経験ができて相手チームのレジスタには感謝している」
試合後のサンス監督のコメントは、この試合を象徴するような言葉でした。
「街クラブのチャレンジングなサッカーがバルサにどこまで通用するか?」という多くの人たちの注目に答える挑戦する姿勢を見せてくれました。