U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2014特集

2014年8月31日

【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2014】大会結果レポート3日目

■レイソル、アルディージャが準決勝へ

 
 Bグラウンドで行われた柏レイソルU-12とACミランの試合は、試合を終始コントロールしたレイソルが4—1で快勝。
 
グループB1位の名古屋グランパスU-12とグループA2位の大宮アルディージャジュニアの対戦はバルセロナとの再戦を目指すアルディージャジュニアが1−0で勝利を収めました。東京ヴェルディジュニア(グループD1位)と東京都Uー12(グループC2位)の“東京ダービー”は、選抜チームの東京都U-12が栗原祥太選手のハットトリックで準決勝に駒を進めました。
 
 この結果、明日の準決勝はバルセロナ対柏レイソル、アルディージャジュニア対東京都U-12のカードで行われることになりました。
夏を締めくくるUー12ワールドチャレンジも最終日を残すのみ。明日は会場を味の素フィールド西が丘に移して行われます。バルセロナを止めるチームは現れるのか? 日本のジュニアサッカープレイヤーたちの熱い挑戦にご期待ください。
 
 
準々決勝でバルセロナに敗れたレジスタのCB、5.高橋港斗選手は、バルセロナの大型ストライカー、9.パブロ・モレノ選手、続く順位決定戦ではACミランの9.オリバー・ママディ・コウロウマ選手とマッチアップしました。ポジショニング、シュート技術に優れたモレノ選手と、規格外のサイズと速さでゴールに迫るコウロウマ選手。立て続けに“世界”を経験した高橋選手に、試合後感想を聞きました。
 
「バルサの9番の選手はすごいと聞いていたし、実際に見てもすごかったです。マークについて10分くらいでプレーに慣れようと思っていたんですけど、その間に1点取られてしまいました」
 
——点を取られた場面はどんなシーンでしたか?
 
「縦にボールを入れられて、前でボールを触ろうとしたんですけど、触れなくて入れ替わるみたいな感じになってしまいました。前に行かない方が良かったと思いました。それからはマークの仕方に気をつけるようになりました」
 
−−モレノ選手とコウロウマ選手はどんなところがすごかったですか?
 
「バルサの9番はシュートと決定力がすごいと思いました。ミランの9番は速くてでかくて、追いつけないときもありました。ミランとの試合では縦に行かれる前にボールを奪えるように考えていました」
 
——反対にここは負けていなかったというところは?
 
「ヘディングとインターセプトのところは自分でもできたと思います」
 
——この大会で海外の選手とやって感じたことはありますか?
 
「世界との差がやっぱりあるんだなと思いました。もっと練習してそこに追いつきたいです」
 
レジスタの福地監督が試合前に「うちのCBがバルサの9番相手にどこまでやれるか楽しみです」と言っていただけあって、高橋選手は体格に勝る両FWに1対1で食らいつき、局面で互角に渡り合っているシーンも多く見られました。「バルサやミランの選手とできて自信になった?」という問いに、力強くうなずいてくれた彼のプレーは、U-12ジュニアサッカーワールド“チャレンジ”の存在意義のひとつでもあります。
この大会ピッチには、こうした“チャレンジ”とその結果得られた自信や成長の糧が試合の数だけ生まれています。
 

U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2014公式サイト>>


 
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