U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2018
2018年8月29日
再びの躍進ならず... 本田圭佑の意志を共有するSOLTILOの子どもたちが得た"悔しさ"と"成長"
■負けたら終わり、悔しさが選手の心に火をつけた
1勝もできないまま試合終了の合図のホイッスルが鳴った際には、ピッチに座り込み悔し涙を流す選手もいました。心が折れ、この大会へのモチベーションもすっかり下がってしまったかのようにも見えました。
しかし、順位決定戦のトーナメント初戦で勝利を挙げないと、その時点でソルティーロとしての大会は終了してしまいます。
勝てばもっと試合ができる。
気持ちの切り替えを求められた選手達は、選手同士で反省点を話し合い、「ボールを奪う時はもっとしつこく相手に攻めること」「守備の時に焦らないで落ちついて相手を見ること」といった次の試合に向けた各自の目標を定めるようになりました。そして翌日の試合では各自の目標をプレーに反映することができ、試合を重ねるごとに増していったチームの団結力のもと粘り強く戦い続け、最後はPK戦を制して遂に初の勝利を掴み取りました。
■負けた悔しさは成長のチャンス
普段ソルティーロのスクールでコーチを務めている加藤琢馬監督は、 全試合終了後に選手全員に向けて「今回の大会で沢山悔しい思いをしたと思う。でもこれが世界のレベルなんだということ、そしてもっと自分が成長するために何をしないといけないのかということを考え続けてほしい。負けて悔しい思いをすることはチャンスであること、その悔しい思いが成長に繋がるということを忘れずに、これからも夢に向かって挑戦し続けてほしい。」というメッセージを送りました。
大会終了後にチームは解散し、所属するソルティーロのスクールやチームに戻った子どもたち。目標としていた昨年を上回る結果は残せませんでしたが、「成長」にこだわり大きな目標に向かってチャレンジをし続けている本田圭佑のように、今回の経験が子ども達の糧になり、それぞれの場所で成長を続けていくことでしょう。