U‐12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2022
2022年8月22日
バルセロナ、ユベントスが日本のチームと対戦! ワールドチャレンジ初日結果
今年も熱戦の季節がやってきました。8月22日、U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジが開幕し、3年ぶりとなるFCバルセロナや初出場のユベントスが登場。
夏休み期間という事もあり、会場である千葉県のフクダ電子スクエア/フクダ電子フィールドにはたくさんの観客が詰めかけました。
(取材・文:鈴木智之、写真:新井賢一)
<<関連記事:前回大会は強豪街クラブ・センアーノ神戸が初優勝!
■初出場のユベントスは、播戸竜二さんが監督を務める大和ハウスDREAMSと対戦
開幕ゲームで顔を合わせたのが、ユベントスと大和ハウスDREAMSです。大和ハウスDREAMSを率いるのは、前回大会に続いて監督を務める播戸竜二氏。
「過去、選抜チームはベスト8に入ったことがないので、選手たちには『結果にこだわろう』という話をしました」と気合十分。
播戸監督は初戦のユベントス戦(0-0)、2戦目の中野島FC戦(1-0)と、熱のこもったコーチングで選手を鼓舞し、2試合を終えて勝ち点4を奪取。上々のスタートを切りました。
■急造チームならではの難しさと楽しさがある
もう1つの選抜チーム、大和ハウスFUTURESは、初戦でバルセロナと対戦し(0-2)の結果となりました。
京都サンガF.Cなどの監督を務めた経験を持つ中田一三さんは「選手たちとは、試合前日に顔を合わせました」という急ごしらえのチームながら「ゲームを成立させる意味では、それなりにやってくれたと思います」と振り返り、「選手たちの自主性を出していかないと成立しないので、難しいけど楽しいです」と、充実感をにじませていました。
■「バルサらしさ」を随所に披露し観客を沸かせた
注目のバルセロナは、初戦の大和ハウスFUTURES戦、開始1分にゴールをあげると、前半終了間際に追加点を奪い、2対0で完勝。テクニックとフィジカルに優れた選手が、高い連携の中でプレーするという"バルサらしさ"を随所に披露し、詰めかけた観衆を沸かせました。
2試合目のジェフユナイテッド千葉戦では、前線からの激しいプレスを個の技術とグループの連携でかいくぐると「相手が前から来たので、後ろにスペースがあった」(アルベルト監督)という言葉どおり、ディフェンスラインの背後を突いたパスから、スピードとテクニックに優れたウイング、11番のエルナンド選手が2ゴール。
さらには、ジェフ守備陣のミスを見逃さず、19番のクシギャンファー選手がゴールを決めて、3対0で完勝。組織力と個の力に定評のあるジェフを相手に、堂々たるプレーで勝利を収めました。
■同年代の世界トップレベルを見ることで、たくさんの発見がある
U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジの最多優勝を誇るバルセロナですが、今年のメンバーも強力の一言。センターバックの4番バラオナ選手、ウイングの2番マルティネス選手、20番カンテ選手など、どのポジションにも能力の高いタレントが複数いて、メンバーを大幅に替えてもチーム力は落ちません。
入場無料ですので、ぜひ会場に足を運び、世界トップレベルの選手のプレーを間近で見てみてください。
きっと、たくさんの発見があるはずです。
ワールドチャレンジ2022
初日の全チーム対戦結果はこちら>>