考え・自分で行動する力を伸ばす ~サンガつながり隊よっしぃコーチの「みんながつながり隊っ!」~
2017年10月13日
自分の行動に責任を生むキーワード「自分はどう思う?」で、考えて動く力を育てよう
「サンガつながり隊」でプログラムを実施する際、まだ説明している途中なのに数人の子どもたちが勝手に始めてしまうことがあります。そうなると、他の子の多くも後に続いてしまう......。
「子どもの集団行動あるある」ですよね(笑)。そんな時、「まだ説明の途中なのに、なぜ始めたの?」と聞けば、たいてい「みんながやったから」という返事が返ってきます。
また、別の状況でも自分の行動なのに「先生が言ったから」を理由にするケースが少なくありません。自分の行動なのに「自分の意思」がないのが不思議でなりません。
もし、それでうまくいかなかったり、失敗したりしたら誰の責任になるのでしょうか?
(写真提供 京都サンガF.C)
■自分の行動に責任を持つということ
「サンガつながり隊」の最後にいつも行っているミニゲームでも、決められた時間内にチームをつくって対戦相手をみつけられない子どもに「どうして試合ができなかったのかな?」と聞くと「時間がなかったから」とか「相手がいなかったから」という答えが返ってきます。
でも、それだけが理由でしょうか?
誰も時間の流れを自在に操れませんし、他人の気持ちや考え方を変えるのも簡単にはできません。だったら「自分の行動」を変えたら良いのです。自分で考えて行動した結果なら、もしうまくいかないことがあっても、その結果を受け人れ、次の行動に活かすことができますよね?
子どもは「自由」に考え、行動する権利を持っています。しかし、その権利には常に「責任」がともなうことも知ってほしいのです。ほとんどの子が「責任」という言葉を知っていますが、正確に理解している子は多くありません。うまく言葉で説明できなくても、体験を通して「責任」とは何かを感じてもらいたいと思っています。
大人としてできることは、それを体験する機会を増やしてあげることです。
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