考え・自分で行動する力を伸ばす ~サンガつながり隊よっしぃコーチの「みんながつながり隊っ!」~
2018年8月14日
夏休みは「本物体験」のチャンス
■テレビやネットからだけでは身につけられないもの
キャンプを終えた子どもは「いろんなことができて楽しかった」という満足感はもちろん、「ホームシックにならなかった」、「オネショをしなかった」という乗り越え体験、「ビーチサッカーはできなかったけど、体育館でのサッカーもおもしろかった」と現実を素直に受け入れる姿勢など、感性をフル活用しながら自然と身につけていきます。
今、テレビやインターネット、ゲームなどを通して、いろんなものを見たり、疑似体験したりすることができます。しかし、実際に自然の中に出かけることによって、単に景色を「見る」だけでなく、水の冷たさや虫の声、日陰の心地よい風や潮の香りなど、五感をくすぐるさまざまな事に触れることが出来ます。
今、夏休みの真っ盛りですが、そんな時こそ「本物体験」のチャンス。キャンプが難しいなら、川遊びに出かけたり、虫取りに行ったりでもいいと思います。「本物体験」で、ぜひ子どもの感性を磨くサポートをしてあげてください。
福中善久(ふくなか・よしひさ)
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAで幼児~小学生を中心に様々なスポーツやキャンプ指導にあたった。また、大学生の指導者育成や高齢者スポーツなど幅広く活動。京都サンガでは未来を担う子どもたちに、スポーツを通じて「人と人がつながっていくことの大切さ」を伝える「サンガつながり隊」のコーチとして活動。地域の小学校を中心に年間2万人の子どもと関わっている。