考え・自分で行動する力を伸ばす ~サンガつながり隊よっしぃコーチの「みんながつながり隊っ!」~
2018年9月10日
10秒待つだけで子どもは変わる! あと少し待ってあげれば子どもは自分から動き出す
■「できなくても大丈夫」という気持ちが成長できる機会をつくる
小さな子供はジュニア世代と違って、先生の言うことをなかなか聞いてくれません。集合してほしい時もバラバラ、静かにしてほしい時でも勝手に遊び出したり騒いだりする子が必ずいます。
私の「こうさせたい」「ああしてほしい」という気持ちはいつしかストレスとなってのしかかるようになっていきました。しかしある日、「できなくて当たり前なんだ」という考えにたどり着くと、気持ちが一気に楽になり、「少し待ってあげよう」という心の余裕が生まれたのです。
子どもは待ってあげると、いつか必ず自分の意志で行動します。あるいは周りの子が「こうしたら?」と声をかけて行動をうながすこともあります。それは学校でも家庭でも同じ。
ガミガミ言ってやらせたり、代わりに片付けをしてあげるのではなく、いつもよりほんの少し待ってあげて自ら行動するのを促してあげてはいかがでしょうか?
福中善久(ふくなか・よしひさ)
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAで幼児~小学生を中心に様々なスポーツやキャンプ指導にあたった。また、大学生の指導者育成や高齢者スポーツなど幅広く活動。京都サンガでは未来を担う子どもたちに、スポーツを通じて「人と人がつながっていくことの大切さ」を伝える「サンガつながり隊」のコーチとして活動。地域の小学校を中心に年間2万人の子どもと関わっている。