考え・自分で行動する力を伸ばす ~サンガつながり隊よっしぃコーチの「みんながつながり隊っ!」~

2018年12月 6日

「はい」「いいえ」で応えられないから考える力が育つオープン・クエスチョンとは

■ステップ3.「オープン・クエスチョン」は子どもの「考える力」、大人の「待つ力」を育みます!

「オープン・クエスチョン」で物事をたずねられると、しっかり考えてから答える必要があるので、返事が返ってくるのに時間がかかることがあリます。

でも、そこで大人が答えを誘導するようなことはせず、返事を待ってあげてほしいのです。なぜなら、その間、子どもは一生懸命に返事を考えているでしょう。本当に大切なのは「答え」ではなく、自分の力で「考える」という過程です。 スポーツも同じですよね。

勝敗という結果ではなく、「プレーする」あるいは「観戦する」こと、つまり過程に楽しみの本質がありますから。

<<前回:「練習は好きだけど試合は楽しくない」という子をなくすために指導者が気を付けること

福中善久(ふくなか・よしひさ)
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAで幼児~小学生を中心に様々なスポーツやキャンプ指導にあたった。また、大学生の指導者育成や高齢者スポーツなど幅広く活動。京都サンガでは未来を担う子どもたちに、スポーツを通じて「人と人がつながっていくことの大切さ」を伝える「サンガつながり隊」のコーチとして活動。地域の小学校を中心に年間2万人の子どもと関わっている。
前へ 1  2

関連記事

関連記事一覧へ