考え・自分で行動する力を伸ばす ~サンガつながり隊よっしぃコーチの「みんながつながり隊っ!」~
2019年8月16日
行動しなければ、考える材料さえ見つけられない。考える力を育てる「やってみよう」の心
京都サンガでは「サンガに関係する全ての人々と夢と感動を共有し、地域社会の発展に貢献する」を理念としています。この理念をもとに「子ども」に焦点を当て、「子どもまんなかプロジェクト」と題し、2012年から「サンガつながり隊」という活動を行っています。
2012年の発足からこれまでに接した人の数は11万人以上。たくさんの小学生とその保護者らを見てきたよっしぃコーチの「みんながつながり隊っ!」。
今シーズンは子どもたちからの質問に答える形でお送りします。
まずは「サンガつながり隊」がどんな活動をしているか、どうやって子どもたちの考える力を育てる指導をしているのかご紹介します。
■行動しなければ、考える材料さえ見つけられない
サンガつながり隊では、依頼があった小学校の授業に私が訪問し、サッカーを題材にした運動プログラムを行うことを通して、 身体を動かす楽しさやコミュニケーションなど、小学生の皆さんがこれから生きていくために必要な知識と技術の基礎を身につけてもらえるよう指導しています。
私が心がけているのは、「こちらから細かいやり方を教えない」こと。たとえば4人組のチームに分かれてプログラムを行う時、「どうやってメンバーを決めるの?」と聞いてくる人がいますが、私はその方法を教えません。自分でどうするか考え、行動に移すことが、一番伝えたいことだからです。サッカーはいったん試合が始まると、次にどのようにプレーすれば良いか、いちいち大人が教えてくれません。
自分で考えたり、仲間と助け合ったりしながらゴールを目指す必要があります。多少の失敗があっても、次はうまくできるように工夫したり、仲間でフォローし合ったりすれば良いのてす。
人生も同じ。まずは「やってみよう」と思って、行動し、また考えては行動することのくり返しです。行動しなければ、考える材料さえ見つけることができませんよ。
次回からは皆さんの質問に答えながら、 「自ら考え、行動する」力を後押ししていきたいと考えています。
福中善久(ふくなか・よしひさ)
大阪体育大学卒業後、大阪YMCAで幼児~小学生を中心に様々なスポーツやキャンプ指導にあたった。また、大学生の指導者育成や高齢者スポーツなど幅広く活動。京都サンガでは未来を担う子どもたちに、スポーツを通じて「人と人がつながっていくことの大切さ」を伝える「サンガつながり隊」のコーチとして活動。地域の小学校を中心に年間2万人の子どもと関わっている。
▼小学生の皆さんへ
大人に聞いてみたいことがあれば、よっしいコーチが答えるよ!
サンカつながり隊の会場で質問するかメールで送ってください
tsunagaritai@kyotosanga.jp