東北の元気を届ける『仙台だより』
2011年8月21日
「宮城のため」にベガルタ仙台ジュニアの戦い(2/2)
第5通
■「宮城のため」に戦ったベガルタ仙台ジュニア
いよいよ決勝トーナメントへ
仙台だより第5回は「全日本少年サッカー大会決勝大会」に出場したベガルタ仙台ジュニアの戦いぶりをお伝えします。震災で春の練習に大きな影響が出たベガルタ仙台ジュニアでしたが、宮城県大会を勝ち抜き、この決勝大会では攻撃的サッカーで快進撃を見せ、過去最高の成績となるベスト8進出を達成しました。
■厳しい経験積んだ5年生が来年に繋げる
目標の一つであるベスト4まで、あと1勝となった準々決勝奈良県代表ディアブロッサ高田FC戦。この日も相手に先制を許しましたが、土川竜之介のゴールで同点に追い付き、1-1で前半を終えました。いつもの攻撃サッカーで反撃に転じたかったベガルタ仙台ジュニアでしたが、テクニシャン揃いのディアブロッサ高田FCは手強い相手でした。後半立て続けに3失点を喫し、1-4で敗戦。残念ながら目標としていたベスト4進出、その次の優勝は成し遂げることができませんでした。
悔しい思いをしましたが、6年生9名のみならず5年生7名が全員試合出場し、真剣勝負の場を味わえたことは大きな収穫でした。5年生で全試合先発出場を果たしたDF工藤蒼生選手は「相手には足が速い人もいて、フェイントが上手い人もいて、すごい人がいっぱいいると思いました。1対1の練習や正確なパスの練習をして、技術を上げていってまた全国のチームと戦いたいです。この大会を5年生で経験できて良かったです」と大会の感想を語りました。