震災復興応援プロジェクト
2011年3月22日
【応援コラムVol.3】「サッカーでつながること。その力の大きさ」
本当であれば全てをなげうって今すぐにでも被災地に飛んでいきたいのに、こんなに周りを気遣い、勇気づけることができるサッカー選手たち。その強さに、私は「自分のこれまで思っていたことがなんて小さな考えだったんだろう」と逆に励まされたんです。
そして会場にはサポーター、スタッフ、選手たちが一体となって義援金を募る姿が。さらに、自分たちにとってかけがえのない思い出の品をチャリティーオークションに出してくれた選手たち。その中にはかつて愛媛FCに所属した日本代表DF・森脇良太選手(サンフレッチェ広島)のスパイクも。サッカーという一つのことで出会った人たちがまとまれば、こんな大きな力になる。そんなことに私は今さらですけど、気づいたんです。 だから、今ボールを蹴っているみなさんは、まずはいっぱいお父さん、お母さん、友だち、先生、コーチ・・・・・・。いろいろな人と話をしましょう。それはどんなことでもいいんです。その中からさまざまなことを感じられれば、それが今度は「うごくこと」になるし、サッカーがうまくなることになるはずですし、被災地のみなさんに対する行動につながるはずです。
そして今、被災地で頑張っているみなさんも、いっぱい話をしてください。私たちはみなさんと同じ立場には立てないけれど、その中で出たアイディアを助ける行動はできます。サッカーがそのうちの一つとして少しでも助けになれればと思っています。
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寺下友徳・・・
愛媛県在住のフリーライター。育成年代のサッカーをはじめ、高校野球なども意欲的に取材し執筆を行っている。