サッカーショップ大研究
2011年10月16日
【徹底解説】ピステとは何?サッカーで役立つ服の概要を解説
10月に入ってグッと冷え込んできましたね。今年はすでに北からは雪の便りも届いています。
寒くなると、練習時に着用する服や上着選びが大切です。サッカーでは、「シャカシャカジャンパー」「シャカシャカジャージ」などと呼ばれるピステを使用するケースが多くなっています。
この記事ではお子さんの秋の防寒対策として新たに購入するならピステとジャージどちらがいいのか。ショップの方に聞いてみました!
そもそもピステとは何か?ジャージとどう違うの?という初歩的な疑問にもお答えします。
■ピステとは?頭から被る服で練習用に最適
肌寒い時、気軽に羽織れる上着としてお勧めなのがピステです。一般的にサッカー関係者には「シャカシャカ」と呼ばれているトレーニングウェアです。
素材にポリエステルが使用されているので「シャカシャカ」と音がしますす。
ピステはファスナーやボタンがない「頭から被る」服です。
薄地のものから、裏地にメッシュを使い温まった空気を閉じ込められるものや、起毛しているものまでバリエーションが豊富です。メッシュや起毛タイプのように裏地がついているものは肌にはりつかないのも、人気の要因になっています。
■メリット①当たると痛い金具がついていない
ファスナーや金具がついていないので胸トラップのときにも金具が当たらず痛くありません。サッカーの練習用にもってこいのトレーニングウェアなのです。
■メリット②はっ水性
柔らかい生地のピステは動きやすく、かたい生地ならはっ水性がいいので、多少の雨や雪でも気にならないところもサッカー向きです。また練習後に洗って干すとすぐ乾くのもピステの良いところです。
■デメリット 生地が破れやすい
ただし、ピステは生地が破れやすいため、スライディングなどでパンツがダメになってしまうことが多いそう。そのためなのか、上下別売りになっていることが多いです。
■ピステのパンツのサイズ選びは慎重に
「すぐにサイズが変わるから...」とついつい大き目のサイズをチョイスしてしまいますが、大きすぎるパンツは練習の妨げになります。ジャストサイズとは言いませんが、ダブダブしすぎないものを選びましょう。
また、ジャージもピステも選ぶ際には、パンツの裾部分に注目しましょう。チャックが付いていて開口部が広いと、シューズを履いたまま脱いだり着たりできます。ただし、パンツの裾が広いままでは練習の邪魔になるので、ゴムや紐などで裾がキュッと閉められるタイプがおすすめです。
■遠征や移動の際にはジャージが良い
一方、ジャージはピステと比べて何が良いのでしょうか?
前開きで、ポケットもあるジャージは練習への往復や遠征時など、移動の時に便利なウエアです。生地が柔らかいので、動きやすく、通気性が良いのもポイント。ジャージはほとんどの場合、上下セットで販売されています。
スポーツウエアとして知られているジャージですが、前開きでチャックが付いているので、着たり脱いだりがしやすい反面、練習中に胸でボールをトラップ(止める)する際に邪魔になったり、チャックの金具にボールがあたって痛いことがあります。※ジャージはメーカーやお店などでの表記は『トレーニングウェア』となっていることもあります。
■ジャージとピステの良さを融合させた、ジャージ+ピステ=ピストレ
ピストレと呼ばれる、ジャージ生地でプルオーバータイプのウエアも登場しています。ジャージより軽くて、ピステより通気性がいいので、練習時にも通部時にも着用できそうです。
ジャージもピステもナイキ、アディダス、アンブロなどのブランドが人気だとか。また日本代表や各国のチームのレプリカ(デザインやワッペンなど代表チームや人気チームのウェアを再現したもの)も人気上昇中です。ただ、子どもに人気のレプリカモデルは価格も少しお高いので、お父さんお母さんはご注意を。
【取材協力】
●フタバスポーツ大宮店(ジュニア担当:宮澤巧さん)
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