気になるサッカーの“最新ルール”を確認しよう
2022年3月28日
近年のルール変更で大きく変わった「ゴールキック」 どこが変わった?「ゴールキック」の変更ポイント
長かった冬に別れを告げ、春休みに入ると練習試合などの機会も増えてくると思います。
このタイミングで「あらためて基本的なサッカーのルールを確認したい!」という人にピッタリなのが今年2月に発行された『イラスト・図解でかんたんアップデート! サッカーの最新ルール(監修:公益財団法人 日本サッカー協会)』です。
2019年のルール改正でハンドの解釈やゴールキックの方法も変わっているので、"最新ルール"を確認したい人にもおすすめです。本書の中から今回は、大きく変わったルールの一つでもある「ゴールキック」について抜粋して紹介します。
■「ゴールキック」とはどんなルールなのか
ルール変更によりペナルティーエリアでも受けられるようになった
得点以外でゴールラインを越えた後に、試合を再開する方法のひとつがゴールキックです。最後に相手競技者が触ってゴール枠外のゴールラインを越えた場合にゴールキックになります。
ゴールキックはゴールエリア内であれば、どこからでも始められます。静止したボールが蹴られて、明らかに動けばインプレーです。
以前はペナルティーエリア外にボールが出るまでは、インプレーになりませんでしたが、近年にルールが変更されて、ペナルティーエリア内でも受けられるようになりました。
ゴールキックのボールが直接相手ゴールに入った場合、その得点は認められます。味方ゴールに入った場合、相手のコーナーキックになります。
■「ゴールキック」で反則が取られるとき
相手はペナルティーエリア外に
相手競技者はインプレーになるまで、ペナルティーエリア外にいなければなりません。速やかにエリア外へ出る必要があり、エリア内で邪魔をすると反則になります。
相手がエリア内にいてもリスタートは可能
相手がペナルティーエリア内にいても、リスタートすることは可能です。ただし、ペナルティーエリアを出ようとしていた相手が、インプレーになった直後にボールを奪いにいく行為は反則にはならず、プレーは続行されます。クイックリスタート時には注意が必要です。
最初のうちは分かりにくいルールの一つですが、今のうちに概要だけでも知っておくことで、お子さんの試合観戦がもっと楽しくなりますよ。