スポーツ先進国の親たちが学ぶ!スポーツペアレンティング講座とは

2016年11月 7日

なぜ、あなたは子どもにスポーツをしてほしいの? 親が本気で考えるための10項目

 

■頭に血が上りそうになったときに思い出そう

ワークショップでは、100ポイントを割り振ったリストと具体的に声をかけたい言葉を紙に書いて、携帯するべきだとしています。
 
私は100ポイントを割り振るという作業は、子どもがスポーツを始めたころ、私自身がどのようなことを望んでいたかを振り返る機会になり、とても楽しむことができました。
 
しかし、具体的な声かけの言葉を書き出すことはサボリました。親子間の会話を事前に決めておくような違和感があったからです。
 
それでも、自分自身がポイントを割り振ったリストをカバンに入れておこうかとは考えています。子どもの試合を見ていて、頭に血が上りそうになったときに、その紙がチラリとでも目に入れば、自分を取り戻すのに役立つのではないかと思ったからです。
 
この100ポイントの振り分けシートは、親だけのものではありません。子どもの年齢が小学2、3年生以上であれば、子どもにもやってもらうそうです。子どもは自身のスポーツの何に重きを置いているのか、親との違いは何か。子どもが記入を終えた後は、その理由などについて子どもの話を聞くようにと、オンライン講座では伝えていました。
 
どのように100ポイントを割り振るかは子どもが成長するにつれて、親も子も変わっていくかもしれません。年に1度くらいは、親自身落ち着いて考える時間を持つのは有効だろうと感じました。そうすることで、親と子が本来、望んでいたものからズレて、勝利至上主義や子どものパフォーマンス向上だけが目的になっていたとしても、軌道修正できると感じたからです。
 

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