サッカー少年なら習慣にしたい!シチュエーション別ストレッチ18
2016年7月13日
子どもの元気がないときはコレ!親子でできる3つのコミュニケーションストレッチ
ジュニア年代のサッカー少年・少女たちはすくすくと身長が伸びる一方で、見た目ほどには、まだ筋肉が発達していません。だから、体の部位によっては必要以上に負担がかかっていることもあるそうです。そんな子どもたちのために、お父さんやお母さんができることといえば、体のケアです。本連載では『自宅で簡単にできるケア』をテーマに全6回、サッカーでよくつかう股関節まわりと肩甲骨まわりをほぐすストレッチを中心にご紹介します。(取材・構成 サカイク編集部)
■親子でできるコミュニケーションストレッチ
連載第5回目は、心身ともにリラックスするためのコミュニケーションストレッチです。お父さんやお母さんと二人で体を伸ばせば、心も癒すことにつながるはずです。今回は側面、前面、上半身から背中にかけてと、体全体を伸ばす3つのメニューを紹介します。
【心からリラックスできる! コミュニケーションストレッチ】メニュー1.わき腹から肩甲骨メニュー2.胸からお腹、股関節まわりメニュー3.肩から首、前面
■わき腹や肩甲骨回りのストレッチ
このストレッチの利点は、ひとりでは伸ばせない部位も親子ふたりで行えば伸ばせることと、子どもの身体の成長を感じられることです。また、体の固さや力の強さをはかりながら筋肉を伸ばすので、筋力の足りない部位や痛みを抱えている部位を発見することにつながるかもしれません。
だから、「わき腹は伸びている?」「お腹の力を抜いて」など声をかけ、心の交流をはかりながらリラックスしてやりましょう。そうすれば筋肉をはじめ体全体を伸ばすことになり、より体のケアにもつながります。スキンシップは子どもの心の栄養補給にも効果を発揮します。この機会を利用し、選手の心身の成長を確認してみてください。
メニュー1は二人の足をつけて支点を作り、体を前後にぶらさずにゆっくりと引っ張り合いましょう。キックには捻りが加わるため、体の側面を伸ばすことは大切なことです。グッと10〜20秒間、わき腹から肩甲骨の周辺を伸ばし、前面や背面に目が行きがちな部位以外のところもケアしましょう。
■胸からお腹、股関節を伸ばすストレッチ
メニュー2は、体の前面を伸ばすストレッチです。
ポイントは骨盤に子どもの背中を乗せることです。胸からお腹、そして股関節にかけて全体を伸ばしたいので、お父さんやお母さんは、お子さんに全身の力を抜いて身を委ねるように声をかけてください。そうすれば筋肉が緩み、より体のケアができるでしょう。
■首、肩甲骨、股関節を伸ばすストレッチ
メニュー3は首から肩甲骨を左右に捻るストレッチです。
子どもの身長に合わせ、きちんと背中を合わせた状態をキープすることを心がけてください。首、肩甲骨、股関節のラインをまっすぐ保ち、そこに意識を働かせて筋肉や関節部の部分が伸びているかどうかを確かめながらやれば、日頃から目が行き届かない部位もしっかりと伸ばせるでしょう。これからいよいよ夏本番。ストレッチと一緒にこまめな水分補給も忘れないようにしましょう。
>>連載の最終回は「過度な疲労を和らげる! 部位別ストレッチ」です。配信は8月中旬予定です。お楽しみに!
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