応援熱心なサッカー少年のお父さんお母さん必見!真夏の氷の使い方

2016年6月29日

國學院久我山高校サッカー部トレーナーの熱中症予防!こまめに冷やしたい3つの部位

6月も下旬、日に日に気温が高まってきました。こんなときに気をつけたいのが、熱中症です。急に気温が上がり、湿度も高くなるこの時期は、熱中症になりやすい季節でもあります。時として、命に関わる問題でもある熱中症を予防するために、わたしたち親にできることはあるのでしょうか?
 
昨年度の高校サッカー選手権大会で準優勝に輝いた、國學院久我山高校サッカー部の三栖英揮トレーナーに“熱中症の予防法”について話を聞きました。(取材・文 鈴木智之 イラスト アカハナドラゴン 協力 フットサルパーク吉祥寺)
 
 

■体が暑さに慣れていないと熱中症になりやすい

取材日は5月下旬、日差しが降り注ぐとても暑い日でした。三栖トレーナーは熱中症について「暑くなり始めのころは、とくに気をつけた方がいいんですよ」と教えてくれました。なぜなら、人間の身体は暑さに慣れるまでに時間がかかるからです。
 
「なかでも、気温が高く、湿度も高い日は熱中症に対する注意が必要です。人間は汗をかき、それが蒸発することで身体の中の熱を外に逃がすのですが、湿度が高いと汗が蒸発しづらいため熱が体内にこもってしまうんです」
 
梅雨の時期でもある6、7月は気温だけでなく、湿度も高くなります。また、身体が暑さに慣れていない時期なので、熱中症になりやすいのです。それでは、どうすれば熱中症を予防できるのでしょうか?
 
「まずはこまめに冷たい飲み物を飲むこと。子どもの場合は15分に1回程度、冷えたドリンクを飲んで、体の内部を冷やすとともに、汗で失われた水分を補給します。サッカーの練習や試合のときは15分に一回程度、紙コップに氷を入れて冷たくしたドリンクを飲む習慣をつけるとよいと思います。その観点からも、サーモスの真空断熱アイスコンテナーのように、氷を長時間持ち歩くことのできる容器は不可欠だと思います」
 

■ひとりでできる水分量のチェック方法

熱中症を予防するために冷たいドリンクを飲むことは、とても大切です。しかし、人間の身体が一度に吸収できる水分量は決まっています。そのため、一度にたくさん飲むと吸収することができず、腹痛や下痢を起こす原因ともなります。そのことからも、こまめに水分補給をすることが望ましく、身体が吸収しやすい温度(5~15度)のドリンクを補給することが好ましいようです。
 
三栖トレーナーが、ひとりでできる水分量のチェック方法を教えてくれました。
 
「夏場は特に、試合前後に体重を測り、脱水量を把握することが重要です。さらに脱水傾向の目安として、尿の色をチェックするのもいいと思います。体内に水分がしっかりと蓄えられていると、尿の色は透明に近くなります。反対に、かなり黄色い尿が出るときは、水分が足りていない証拠。意識的に水分を摂取するようにしてください」
 
水分をとって、内部から熱中症を予防するとともに、身体の外側からも熱中症対策をしましょう。そのときに効果的なのが氷です。三栖トレーナーが指導をする、昨年度の全国高校サッカー選手権準優勝校・國學院久我山サッカー部では、次のような熱中症対策をしているそうです。
 
「夏場は試合前、ハーフタイム、試合後に身体を冷やす用途として、大量の氷をつかっています。氷をつかって首のまわりや脇の下、股関節の付け根など、動脈が通っている部分を冷やします。そうすることで血液が冷やされ、体中に冷たい血液が行き渡ることで、体温の上昇を防ぐことができるのです。ほかにも、氷水の入ったバケツにスポンジを入れておき、練習や試合の合間に身体にかけて冷やしています」
 

■熱中症対策に氷で冷やすと効果的な3つの部位

1.首のまわり
 
2.脇の下
 
3.股関節の付け根
 

■子どもだけじゃない? 子どもの試合に熱中する親も注意!

熱中症の予防には、身体の中と外からの対策が不可欠。また、睡眠や栄養が不足していると、熱中症になりやすいと言われています。
 
「子どもたちが熱中症対策をするのは当然のこととして、じつは危ないのが、子どもの練習や試合を観に来ている親御さんです。高齢になるほど、自分の体温が上がっていることを察知しづらく、かなり体温が高くなってからパタンと倒れてしまうケースもあります。熱中症は死亡リスクのある病気なので、日差しを避けることや冷たい飲み物をこまめに飲むなど、十分な対策が必要です。熱中症は身近にある危険な病気です。外に長時間いるときなど、気分が優れないと思ったらすぐに病院に行き、専門家の診断を受けてください」
 
子どもの熱中症を防ぐために、氷が入った冷たいドリンクを飲む、氷で身体を冷やすなど、親やコーチなど、周りの大人ができるサポートはたくさんあります。子どもはなかなか「水分を摂らなければいけない」ことに気づきにくいもの。大人と比べて体力がない子どもは、大人以上に熱中症になりやすいのです。そのため、周りにいる大人が意識的に冷たいドリンクを飲ませたり、休憩させたり、体を冷やしたりというサポートが必要になります。夏を楽しいものにするためにも、熱中症の予防を忘れずに、ドリンクとサーモスの真空断熱アイスコンテナーに入れた氷を持って、サッカーやレジャーに出かけましょう!
 
 

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氷が持ち運びやすくて溶けにくい!
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「夏場の試合、練習時に氷は不可欠です。私自身、身体を冷やす、冷たいドリンクをつくる、アイシングをするなど、さまざまな用途につかっています。サーモスのアイスコンテナーに氷をいれておけば、長時間持ち運ぶことができるので心強いです。熱中症の予防が必要なのは、選手だけではありません。アイスコンテナーは選手だけでなく、暑いなか観戦する保護者にも必須アイテムだと思います」(三栖トレーナー)
 
 
 
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