W杯出場パパに聞く!親子で楽しむ「2018年ロシアW杯」の観戦術
2018年5月 7日
「メッシすごい」で終わらない。TVの前でできる、サッカーの理解を深めるW杯の楽しみ方
■ロシア大会で期待するチーム、日本代表の後輩たちへのアドバイス
――今大会の注目チームを挙げるとすれば?
面白そうなのはブラジルですね。前回大会ではドイツに大敗を喫しましたが、あの試合ではネイマールが出ていなかった。バルサからパリSGに移籍して、ある意味でメッシの呪縛から逃れたネイマールが代表でどれだけ輝きを放てるか。ワクワクするようなプレーをたくさん見せてほしいですね。
一方で、代表ではなかなか結果を出せないメッシが、トロフィーを掲げるところも見たいという想いもあります。安定感抜群のドイツも、若い選手が次々に出てきていますし、今大会も優勝候補のひとつであることは間違いないでしょう。
――日本に関してはいかがでしょうか?
コロンビア、セネガル、ポーランドと見方によっては恵まれたグループに入ったと言えるかもしれませんが、コロンビアには前回大会でコテンパンにやられましたからね。ただ今回はまだ相手がピークではない初戦で当たるので、チャンスはあるかもしれません。
セネガルは身体能力では敵わないと思いますが、組織の部分に不安があるので、その隙を上手く突ければいいですね。
ポーランドは一番まとまりのあるチームだとは思いますけど、欧州のチームに対して日本の戦い方は比較的はまる可能性がある。レバンドフスキさえ何とか抑えられれば。まあ、そこが一番難しいところではありますが......
――日本代表の先輩として、今の選手たちにアドバイスを送るとすれば?
とにかく、一生懸命やって、悔いの残らないように戦ってほしいということだけです。代表に入るとどうしても、日本のため、サポーターのためというプレッシャーを感じると思うし、周囲からいろんな雑音もあるとは思います。
でも、結局プレーするのは選手たちですから。自分のプライドをかけて、自分のために最後まで戦ってほしいですね
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お子さんの自主性を大事にして、上手い下手よりも一生懸命にやること、楽しむことを大事にしている中西さん。お子さんたちも集中して試合を見られるようになった今年のW杯は、親子で観戦を楽しむいい機会だと言います。
来月に迫ったW杯ロシア大会では、日本代表のいいプレーやメッシ、クリスティアーノ・ロナウドなど世界トップの選手たちのスーパープレーを見ながら、その「ひとつ前」の段階に着目することで、サッカーの奥深さを楽しめるいい機会になるのではないでしょうか。
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