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2014年11月17日
『アギーレ 言葉の魔術師』出版記念トークイベント開催!
植松慶太(エージェント)×小澤一郎(ジャーナリスト)
「アギーレに期待する前に日本サッカーが考えるべきこと」
9月25日に発売された小澤一郎の新刊『アギーレ 言葉の魔術師』(ぱる出版)の出版を記念してトークイベントを開催します。今回はゲストにスペインサッカーに精通するFIFAプレーヤーズ・エージェント(スペインサッカー連盟認定)の植松慶太氏をお迎えします。
“バスコ”(バスク人)の異名をとるハビエル・アギーレはブラジルW杯で惨敗に終わった日本代表をどのように率いていくのか。スペインサッカーに造詣の深い二人がスペインにおけるアギーレのチーム作りや手腕、評判といった視点を用いて検証します。
また、スペインの育成やスペインでプレーする日本人選手の真の評価や課題を知る二人には、2015年に開催されるU-17とU-20の2つのW杯出場権を逃し、危機に直面する日本の育成についても議論してもらいます。その上でキーワードとなりそうなのが「海外を使った個の育成」であり、小澤が盛んに口にする19歳以降の“仕上げの育成”となります。
10月にミャンマーで開催されたAFC U-19選手権で日本を苦しめた中国、韓国、そしてスペイン人指導者の下で大会初制覇を成し遂げたカタールといったアジアのライバル国は数年前から積極的に国策として将来A代表入りが期待されるタレントを欧州強豪クラブの下部組織や下部リーグに送り込み、個の育成を図っています。
FIFAがFCバルセロナに下した補強禁止処分によって、今後18歳未満の国際移籍禁止ルールが徹底されることになるとはいえ、アギーレ新監督の下で日本代表が戦ったブラジル戦を筆頭とする親善試合や2014年夏に欧州移籍を果たした代表選手の厳しい現状を見ても20代半ばで満を持して欧州移籍を行う日本の国内基準ではもはや世界に通じる個の育成、A代表の強化につながらないようになっています。
だからこそ、「抜本的改革を!」といった曖昧な言葉を持って闇雲に危機を煽ること、「とにかく海外挑戦しましょう!」といった無責任な提案ではなく、より具体的な施策を持って日本サッカーの今後、改善策を考えていきたいと思います。今の日本サッカー界で大きな影響力を持つアギーレですが、彼一人の力で全ての問題が解決するわけではありません。アギーレや日本代表を語るこの機会を活かし、日本サッカー発展のために我々一人一人ができること、やるべきことを考える場にしていきたいと思います。ぜひ、ご参加下さい。
■日時
2014年11月21日(金)
19:00~20:30(受付/18:45~)
■会場
■参加費
3,000円
申し込みの詳細についてはこちら
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