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2019年12月11日
「グラスルーツをしっかり行っていくことは日本サッカーの価値を高めることにも繋がる」カンファレンスレポート
日本サッカー協会(JFA)は12月8日(日)、JFAハウス内の日本サッカーミュージアム・ヴァーチャルスタジアムで「JFAグラスルーツ推進・賛同パートナーカンファレンス2019」を開催しました。
田嶋幸三JFA会長は、「スポーツには、トップアスリートだけでなくグラスルーツの選手でも様々な感動を生む力があり、グラスルーツをしっかり行っていくことは日本サッカーの価値を高めることにも繋がると思います。全国のサッカーファミリーと一緒に、一人ひとりの生活にスポーツがある社会を作っていければと思います」と、今後のますますの発展に期待を寄せる挨拶を行いました。
また、JFA技術委員会普及部会長の中山雅雄さんから世界のグラスルーツにおける取組みの紹介と共に、JFAにおけるグラスルーツの方向性を説明を行ったのち、「女子サッカー」「障がい者サッカー」「施設の確保」「補欠ゼロ」のテーマで、パネルディスカッションを行いました。
そのうちの一つ、施設の確保のテーマではサカイクでも何度も取材をさせていただいている幸野健一さん(FC市川GUNNERS/代表)が登壇。日本のスポーツ施設としてPFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)を初めて活用した事例や、地域貢献活動を継続的に行うことで、市内のグランドを優先的に利用できるようになった等の事例など、グラウンド確保に苦慮しているチームにとって参考になる活動の共有となりました。
参加者の皆さんも、「パネラーや参加者のサッカーに対する強い愛情と情熱がストレートに伝わってくる熱く素晴らしい時間だった」「事例を多くの方に知ってもらい、多くの団体が賛同パートナーとなって、クラブとJFAでお互いに何かをしていくことができれば」などご満足いただく声や「参考になる取り組みがたくさんあったので、今後の活動に生かしていきたい」などの声があり、自分の地域や団体に持ち帰って何ができるのかヒントを得られる機会となったようです。