サッカー練習メニュー
2014年12月25日
マルバコーチ直伝! 一対一に強くなる練習メニュー
うちの子どもは一対一が弱い。
そのような意識をお持ちのお父さんお母さん、けっこう多いのではないでしょうか。
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サッカーはドリブルがすべてではない。
子どもの得意なプレーでチームに貢献できればいい。
それは重々承知しつつも、サッカー少年の親ならば、息子がドリブルで相手を抜き去る雄姿を見たい!どうすれば一対一が強くなるでしょうか?
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このような読者の声がサカイク編集部に届きます。戦術的な側面からみても、一対一に強い選手は個人で局面を打開することができる貴重な存在。小学生年代にこの技術を磨いておけば、その後のサッカー人生で大きな武器となり得ます。今回は、一対一に特化した育成で知られるマルバサッカースクールの清水健コーチに、その練習方法を教えてもらいまいた。(取材・構成/サカイク編集部 取材協力/マルバサッカースクール)
【ルール】
- 親はオフェンスにボールを配給する
- オフェンスは青か赤いずれかの門を通過してシュート
- ディフェンスは門を通過させないようにディフェンスする
- ディフェンスはボールを奪ったらハーフウェーラインまでボールを運ぶ
- オフェンスはボールを奪われたら奪い返す
【ポイント】
- 目的はドリブルではなくゴール
- ゴールするための手段のひとつとしてドリブルがある
- 相手との間合いを意識する
- 相手の動きをよく観て逆をとる
- 子どもの可能性を決めつけない
- ボールを受けたときに相手の動きを把握する
- 目的はゴールするために相手の逆をとり、突破すること
【オーガナイズ】
オフェンスがなかなかゴールまでたどり着けないときは以下のような工夫をする
- ディフェンスのスタート地点を遠くする
- ディフェンスは門の横線上しか動けない制限をかける
ディフェンスがなかなかボールを奪えないときは、以下のような工夫をする
- オフェンスに配球するボールの難易度を上げる
- ディフェンスのスタート地点を近くする
■ゴールを意識させる
「この練習の目的は、相手をだまして突破することです。それが試合では、ゴールという一番の目的のために必要な手段となります。相手の逆をとる、かわす、はがすことがサッカーではとても重要で、ゴールすることに繋がっていきます」(清水健コーチ)
ゴールを最終目的とした場合は、子どもがゴールをイメージできるようにオーガナイズします。
ドリブルで相手を抜いたけど、ゴールが遠くてシュートまでいかなかった。
ドリブルで相手を抜いたけど、そこで満足してしまいシュートをふかしてしまった。
それでは本末転倒です。なぜ抜くのか、なぜ相手と駆け引きをするのか。そこを意識したうえで状況判断を選択できる環境をつくってあげましょう。
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