サッカー練習メニュー
2015年2月21日
ゴールキーパーのリアクション練習メニュー
『COACH UNITED』で好評配信中の、山野陽嗣さんのゴールキーパー練習。無料公開の5回目はリアクションの練習です。
前回までは基礎編として、スローイング、キャッチング、セービング練習をご紹介しました。今回は応用編の一部を公開します。基礎編ではひとつひとつの動作を確認しながら丁寧にこなしてきましたが、応用編ではそれらの動きを連続して行い、かつ動作のスピードを速くすることが求められます。
【やり方】
1.コーチがボールを両手にひとつずつ持ち、選手と正対する。
2.コーチがどちらかのボールを落とす
3.ボールが落ちる前に両手でキャッチする
4.これを5回ほど繰り返す
【ポイント】
1.片手ではなく両手でキャッチする
2.実戦をイメージしてセービングの体勢をとる
3.リアクションのスピードを速く
4.コーチはときどきフェイントをいれながら、どちらを落とすか予想がつかない状況をつくる
■実戦では、動作を連続してスピーディに行う必要がある
応用と基礎の違いは、基礎編はひとつひとつの動作を正確に行うことが目的で、応用編はひとつひとつの動作を連続でおこない、リアクションのスピードもよりスピーディに実戦に近づけていきます。
■リアクションのスピードを速く
ゴールキーパーは基本的に、試合中はリアクションプレーになります。相手選手が蹴ったボールに対して反応し動き始めるからです。まずはどんなボールでも反応できるように、体勢を整えて準備しておくことが大事。そしてその準備を、頭で考えるのではなく瞬間的にできるようにしましょう。
■基礎編の技術を複合的に活かす
今回の練習では、基礎編の2つの要素が組み込まれています。倒れ込む体勢は、コーンを置いたセービング練習と同じように、自分よりも前です。キャッチする瞬間の手の形は、親指と人差し指でつくる三角形です。このように、ひとつの練習に複数のポイントがあり、それらを瞬間的に抑えることが重要になります。
1